【スターターセット】使用マニュアル
『くせ毛革命~スターターセット~』をご購入いただきありがとうございます。スターターセットのマニュアルは、お試しセットのマニュアル内容とは違う箇所がありますので、復習も兼ねて最後までお読み下さい。
まず、毛髪診断表と薬剤設定表を活用すれば、
縮毛矯正の施術は確実かつシンプルに進められます!
『くせ毛革命』の薬剤選定の方法は、
ヘアカラーの状態に合わせて、
ベストな薬剤が一瞬でわかるように、
このマニュアルが作られています。
だからこそ、『くせ毛革命』を使えば
大きな失敗をすることはありませんので、安心してください!
簡単な理由…
マニュアルを難しく捉えないで下さい。
縮毛矯正が難しく感じる1番の原因は、
薬剤選定が明確でなく定義化されていなかったり、
ビビり毛になる恐怖からだと思います。
その他の1液塗って、乾かして、アイロンして、2液をつけるという行程は、還元がきちんとされてさえすれば、よほど酷いやり方をしない限り、誰がやっても大きな差は生まれません。
とにかく難しいのが1液選定と還元の見極めですが、1液選定に関しましては、
1、バージン毛=アルカリ性
2、ファッションカラー毛+クセが弱くて細いバージン毛=中性
3、アルカリ白髪染毛=弱酸性
4、ブリーチ毛=酸性
上記が絶対の法則で、薬剤選定に迷うときは、
✅カラーのコンディションが整っていない時
✅新生部にバージン毛と他のカラーが混合している時
✅履歴がぐちゃぐちゃで整理できない時
で、それを極力迷わなくて済むように毛髪診断表があります。
マニュアルの内容を極度にまとめると
1、縮毛矯正履歴部には塗布前にRCMを塗布
2、バージン毛はアルカリ性
3、ファッションカラー毛は中性
4、アルカリ白髪染毛は弱酸性
5、上記で還元しない場合はその上からアルカリクリームを塗布
6、薬剤選定に迷う時は、毛髪診断表に従い、コンデジションを整える
7、その後は、流し→ツインブロー→アイロンプレス→2液
上記をかなり細かく噛み砕いた内容が、
マニュアルになっておりますので、
この基本情報さえ押さえて頂ければ、
縮毛矯正は難しくはありません。
あとは新生毛部分と縮毛矯正履歴部分とのタイム差の問題だけですが、タイム差に関しては薬剤設定表やマニュアルに記してあります。
⚠️薬剤選定に迷う時は、
カラーのコンディションがバラバラで
薬剤選定が出来ない時です。
カラーのコンディションが整っていない状態で、
無理に施術をしようとするから縮毛矯正が難しく感じるだけであり、カラーのコンディションが整っていれば、
薬剤設定表に従えば、縮毛矯正は非常に簡単になります。
また、
ホームカラーはどうなるかわからないので、
手を出さない方がオススメで、
僕はもう完全にお断りしています。
ひとつだけ約束してください。
マニュアルに完璧に沿って
施術をする
「くせ毛革命を使ってみたけど、イマイチ使いこなせない…」と
相談してくる美容師さんの99%は、
・マニュアルを読んでいなかった
・マニュアル通りではなく自己流で施術をしていた
この2つが原因でした。
逆に言えば、
マニュアルに完璧に沿って
施術をする
このたった1つの約束を必ず守ってくれさえすれば、
縮毛矯正は想像以上に簡単にできて、楽しくなります!
なぜなら、マニュアルを守れば
・泣きたくなるほどの”強烈なくせ毛”
・極度に痛んだハイダメージ
・ハイトーンカラー
・他店で失敗した縮毛矯正
・ブリーチ
・ハイライト
これら全てが
やわらかくしなやかな質感で仕上がります。
しかも、
ブラシやアイロンは一切なし。
仕上げは手で乾かすだけです!
では、縮毛矯正の新世界をお楽しみください✨
有限会社ブレス
代表取締役 大嶋直樹
紙のマニュアルでご覧になりた方へ
以下よりパソコンにてダウンロードをして下さい。
また、
毛髪診断表と薬剤設定表が見辛いので
さらに別でダウンロードしてください。
A3でプリントアウトする場合は、
コンビニでプリントアウトすると。
半分に折ってA4サイズになるので、
大きくて見やすいです。
A4だとプリンターがあればできますが、
若干小さくて見づらいかもしれません。
『くせ毛革命』の3つの約束
この3つの約束だけは
必ず守ってください。
① マニュアルを必ず”全部”読んでください。
結局、これが1番重要なんです。
『くせ毛革命』の
マニュアルに書かれた施術方法は超シンプルです。
しかも、ケミカルの知識は必要ありません。
圧倒的な仕上がりを実現するためにも、
ぜひこの1つ目の約束を守ってください。
マニュアルを必ず”全部”読んでください。
② マニュアルを必ず守って施術をしてさい
マニュアルは読んでも、
守らなければ意味がありません。
『くせ毛革命』を上手く使えない美容師さんの特徴は、
・マニュアルを読んでいなかった
・マニュアル通りではなく自己流で施術をしていた
この2つです。
しかも、経験が多い美容師さんほど、
この特徴に当てはまります。
逆に、
・「縮毛矯正なんて大嫌い!」と苦手意識がある
・ほとんど縮毛矯正をやったことがない
このような美容師さんほど、
1回目の施術から
サイトの動画と同じ仕上がりを簡単に出してしまいます。
それは、
この2つ目の約束を確実に守っているからです。
マニュアルを必ず守って施術をしてください
③ 薬剤設定表に当てはめられない場合、カラーコンディションを必ず整える
マニュアルに完璧に沿って施術していただければ、大きな失敗はありません!
しかしながら、カラー履歴が複雑で、
この先のマニュアルに書かれている”薬剤設定表”に当てはめられないときがあります。
そのときは、毛髪診断に従い
カラーコンディションを必ず整えてから縮毛矯正を行なってください。
薬剤設定表に当てはめられない場合、カラーコンディションを必ず整える
『くせ毛革命』と相性抜群の道具 – 3選
『くせ毛革命』で縮毛矯正をするときに、
推奨している3つの道具を紹介します。
① ツインブラシ
② アドスト ヘアアイロン(オレンジ)
③ マグネットのドライヤー(黒)
スターターセットの薬剤
お客様のカラーのコンディションに合わせて、
どの薬剤を使うか決定します。
9.0

これの使い方:
・バージン毛の施術に使用する。
・ローションと混ぜて使用する。
・還元が完了しない部分に上からローションと混ぜずに単品でアルカリクリームとして使用する。
・電動ハンドミキサーでしっかり混ぜる。
・バージン毛の超細毛や超軟毛には6.0と混ぜて使用する。
⚠️これの注意点⚠️:
3.0と1:1で混ぜても6.0にはなりません。それでバージン毛以外を施術するとビビリ毛になりますので、くれぐれもやらないで下さい。
6.0

これの使い方:
・11レベルまでのファッションカラー毛の施術に使用する(12レベル以上は4.5になります)。
・ローションと混ぜて使用する。
・バージン毛の施術時に9.0と混ぜて使用
・3.0と1:1で混ぜて4.5として「アルカリ白髪染毛用」として使用します。
・電動ハンドミキサーでしっかり混ぜる
3.0

これの使い方:
・6.0と1:1で混ぜて4.5として「アルカリ白髪染毛用」として使用します。
・ブリーチ毛用として使います。
・ローションと混ぜて使用する。
・電動ハンドミキサーでしっかり混ぜる
ローション1とローション2


これの使い方:
・クリームと混ぜて使用する。
・電動ハンドミキサーでしっかり混ぜる。
⚠️これの注意点⚠️:
ローションの作り置きはしても大丈夫ですが、1年以内に使い切って下さい。
⚠️スターターセットBIGでない方は「ローション1と2が1:1」で混ざっていますので、薬剤設定表のローション1と2を足して計算して下さい。
リペアクリームマジック(RCM)

⚠️絶対に使わないでほしい使い方
1液を流した後から2液をつけるまでの間は絶対に使用しないで下さい。キューティクルが閉じてしまい、仕上がりが悪くなり、クセが伸びなくなります。
”RCM”は最初に塗布してからシステムトリートメントの施術をすると、トリートメント効果が恐ろしいほど倍増します(詳しくは商品ページをご覧ください)。
これを使うタイミング:1液塗布前の履歴部
これの使い方:
基本的には、
”RCM:水=1:3”で使用してください。
🈲バージン毛は1:3のみ以外は使用禁止
以下の場合は、
”RCM:水=1:1~2”で使用してください。
・ダメージが激しい髪
・軟毛や細毛
⚠️これの注意点⚠️:
もし履歴部がかなり綺麗な状態であれば、乳化すらしないでください。それでも効果効能は出ます。
1液流し専用 水分コントロール トリートメントイン炭酸シャンプー

⚠️バージン毛には流しだけで、絶対に使わないで下さい。またファッションカラー毛&アルカリ白髪染毛に対して、アルカリクリームを使った時も流しだけで、絶対に使わないで下さい。
常に髪の等電点を保つ作用があるシャンプーです。PHコントロールをしながら、水分コントロールを実現し、適度なトリートメント油分を残すことができます。そのおかげで、アイロン前のツインブローがすぐ乾くのに、カラカラに乾かしても適度な水分とトリートメント油分が残るので、アイロンスルーが滑らかで、凄くやりやすくなります。
これの使い方:
・1液を洗い流すときに必ずご使用ください。
・1液流し時のトリートメントはいりません。クシ通り抜群です。
・炭酸の効果でしっかり薬液が流れて、薬剤の匂いが残りづらくなります。
⚠️これの注意点⚠️:
⚫︎ 炭酸シャンプーではない方が好きな方は、アスタライン等電点シャンプーをご利用下さい。
その際もバージン毛には流しだけで、絶対に使わないで下さい。
艶髪革命 アスタライン等電点トリートメント

常に髪の等電点を保つ作用があるトリートメントです。
これの使い方:
・2液を洗い流した後に必ずご使用願います。リペアクリームマジック配合なのでツルツルになります!
艶髪革命 アウトバストリートメント

艶髪革命システムトリートメントの成分がすべて入ってるアウトバストリートメントです。
これの使い方:
最後の仕上げの時に、ドライする前にご使用下さい。びっくりするぐらいツルツルに仕上がりますので、ぜひ最後にお使い下さい。
縮毛矯正の「難度レベル」
を見極める方法
縮毛矯正の「難度レベル」を
この判定表を使って見極めてください!

5、施術の流れ
① カウンセリングをする
まず、カウンセリングでお客様のヘアカラー履歴を聞きます。
そして、
これから紹介する”毛髪診断表”に当てはめます。
そうすると、
これからどの薬剤設定表を見れば良いかがわかります。
【補足】僕は、カウンセリングで、ざっくりとお客様が髪型をどうしたいかを必ず把握するようにしています。縮毛矯正を売るのではなく、縮毛矯正で出来上がる艶髪を生かしたヘアスタイルを売ることを大切にしています。最終的にどんなヘアデザインにするかが決まっていると、縮毛矯正の施術を進めていく中で微調整ができ、理想のヘアスタイルにより近づける事ができます!
毛髪診断表バージン毛&ファッションカラー毛

毛髪診断表アルカリ白髪染毛&ヘナ,和漢,草カラー毛

毛髪診断表ブリーチ毛

毛髪診断表デザインブリーチ毛

スターターセット毛髪診断表のダウンロードはこちら(パソコンにてダウンロードをお願い致します)
② シャンプー ※トリートメントは無し
カウンセリングの次は、シャンプーです!
初めてのお客様は必ず
シャンプー→ドライ→1液塗布
の手順で進めてください。
もしもお客様が
「家でシャンプーしてきて乾かしただけ」
と言っても、必ず上記の手順で進めてください!
いきなり1液を塗るより、
キューティクルが開くので、
還元ムラが起きません!
アスタラインシャンプーや炭酸シャンプーで洗うと施術前にPHが安定し、その後の縮毛矯正が綺麗に仕上がりやすくなります。
私は、リピーターで事前チェックが必要ない方は、1液前にセット面でRCMをつけると時間がかかるので、寝たままの状態で、水気を絞らずにRCMを全体に10〜20gを原液で付けています。お使いのボトルが、1プッシュが何グラム出るのかを把握しておくと便利ですよ😉
③ ドライ
シャンプーの次は、ドライです!リピーターの方で、事前チェックが必要ない方は乾かしません。
ポイントはこの2つです!
ドライは丁寧にするのではなく、
雑に完全に乾かすことを意識しましょう!
ぜひ動画も参考にしてください!
④ 事前チェック(+必要であればBeforeを撮影する)
- 新規客=御面倒ですが、必ず完全に乾かして事前チェックをして下さい。これを怠り失敗する人が多いです。
- リピータ客=前回の施術が完璧なら事前チェック無しで大丈夫です。履歴部にクセのリバウンドがありそうなら事前チェックで確認して下さい。僕は、前回の施術で気になる所があった顧客様や、かなり久しぶりのご来店の顧客様には、必ずドライして確認するようにしています。
事前チェックは非常に重要です。
めんどくさいとは思いますが、
新規のお客様や練習モデルさんに関しては完全に乾かして、
必ずワンパネルずつ以下の5つを事前チェックしましょう!
- 新生部と履歴部の境目
- くせの形状
- カラーの有無と種類
- 履歴部のクセの残り具合
- ダメージ箇所とダメージレベル
事前チェックはこの動画を参考に行なってください!
くせの見極めをしやすくするコツは、
ハーフドライにすることです!
特にリタッチのみの縮毛矯正は、
新生部と履歴部の境目がよくわかるので、
ハーフドライをするのがおすすめです!
薬剤の性能が上がりましたので、ウエットで塗ってもドライでも塗っても大丈夫です😉
履歴部の状態は、完全にドライをする必要があります。
完全に乾かすと、
・ダメージや還元不足で伸びていないこと
・リバウンド部分がどこか
などがしっかりわかりますので、
完全に乾かして事前チェックをする必要があります。
そして、
・カウンセリングでお客様から確認した内容
・美容師さんが事前チェックした内容
この2つに相違がないかを必ず確認してください。
少しでもおかしいと感じたら、
お客様や練習モデルさんに、シツコいくらい確認してください。
もし確認しても、
・確証が取れないことがある
・綺麗にできない可能性がある
このような場合には、この時点で、
お客様にしっかり説明をしっかりしてください。
そして、納得してもらい、
了承を得てから施術を進めてください。
【補足】新生部に違うカラーのコンディションの髪があるとき
このようなときは、
ただし、以下の2つに当てはまる場合は、
そのまま施術していただいて問題ありません。
・カラーをしていない新生部が1.5cm以内
・くせが弱い
なぜなら、頭皮近くは熱を持っているので還元するからです。
この条件に当てはまらない場合に、
そのため、
・縮毛矯正をする前にリタッチをして髪のコンディションを整える
・黒いところが伸びないかもしれないけどそれでも大丈夫か確認する
上記どちらかを必ず行なってください。
その後のヘアプランによると思いますので、メリットとデメリットをしっかりお伝え下さい。
⑤ 薬剤設定・薬剤の準備
使用する薬剤は、カラーのコンディションによって変わります。
【薬剤設定表】使用する薬剤を決める。
”①”のときに毛髪診断表を使って判断した
カラーコンディションに基づき、
薬剤設定表から使う薬剤を決定してください。


スターターセット薬剤設定表2025-1のダウンロードはこちら
スターターセット薬剤設定表2025-2のダウンロードはこちら
- スターターセットBIGではない方は「ローション1と2が1:1」で混ざっていますので、薬剤設定表のローション1と2を足して計算して下さい。
- 1液塗布前に、履歴部に必ずRCM(リペアクリームマジック)を新生部に1センチ被せて塗布してから、薬剤を塗布してください。RCM:水=1:3が基本ですが、ダメージが激しかったり、軟毛や細毛はRCM:水=1:2だったり、RCM:水=1:1でご使用下さい。
- バージン毛に対しての薬剤設定は、ほぼ9.0単品です。普通毛、太硬毛は難度レベル関係なく9.0単品で全く問題ありません。細毛や軟毛の方へは6.0を混ぜて下さい。どれだけ強いくせ毛でも9.0を使用すれば、必ず伸びますので御安心下さい。伸びない時は9.0のクリームのみを被せれば必ず伸びます。
- 6.0、4.5で伸びないカラー毛、アルカリ白髪染毛の時は、9.0のクリームのみを被せれば必ず伸びます。
- ブリーチ毛で伸びないときは還元値を上げたものを上から被せれば必ず伸びますので御安心下さい。
- トーンレベルが低いブリーチへの施術は、全く問題なく大丈夫です。
- ブリーチ毛はクセの強さよりもトーンレベルで薬剤を選定しますが、慎重になりすぎて還元値を低くしすぎると綺麗に仕上がりませんので御注意願います!
縮毛矯正によるダメージの種類は大きく分けると以下の4種類です。
- ダメージ1=過剰還元による酸性or中性縮毛矯正のビビり毛
- ダメージ2=水抜きアイロンによる炭化でジリジリ毛
- ダメージ3=過剰軟化膨潤+過剰還元によるアルカリ縮毛矯正のビビり毛
- ダメージ4=過剰軟化膨潤+還元不足によるアルカリ縮毛矯正のビビり毛
過剰還元によるダメージは何をしても変わりません。
それ以外のダメージの場合、
クセが伸びていないので現状よりは良くなります。
過剰軟化膨潤に関しては、実は大したダメージではありません。過剰還元がダメなんです。
薬剤を混ぜる
毛髪診断表と薬剤設定表に沿って使用する薬剤を決定し、混ぜ合わせて使用して下さい。
ひとりの使用量は150g前後です。
毛量が多いと200〜300g使うこともあります。
僕のような特化サロンだと、とんでもない長さ&量のお客様で、稀に400g使う方もいます。

必ず電動ハンドミキサーを使用してください!
マドラーでは混ざりきらずシャビシャビで塗布出来ません。
電動がない場合は、
100回シェイクして下さい!
ただし、シェイクの場合、
使用量は増えてしまうことに注意してください。
なので電動ハンドミキサーで
混ぜることをおすすめいたします!(充電式はすぐ壊れます)
一人一人の使用料を必ずカルテに記載しする事で、次回来店時に薬剤の作り過ぎをる防ぎます。
薬剤の作り置きは問題ありませんが、日にちが経っているモノより、土壇場で作ったモノの方が綺麗に還元する気がしています。
【注意点】クリームの使い方について
9.0と3.0を1:1に混ぜても6.0になりません。
ヘアカラーのコンディションに合わせて、SS結合切断へのアプローチ方法が各薬剤で違う為に3種類に分かれています。コチラを見て頂くとご理解できると思います。
【注意点】スペックについて
しかし、肝となる部分は大きく違い、そこに関しては大変申し訳ありませんが企業秘密とさせて頂いております。
僕のように原料から全てを、現場で自分自身で混ぜ合わせ、ありとあらゆるパターンを試した上で商品化をしている美容師さんは、まずいないと思います。インスタでアルカリ理論とかを振りかざしている美容師さんが多いですが、あの内容の通りにやると120%失敗します。
顕微鏡で反応を直に見ているわけではないので、仮説しか立てられないんです。だからこそ、多くの美容師さんがインスタで発信されている内容は、かなり間違っていると言っても過言ではありません。僕のように異常な数の仮説を立て、その場で原料を混ぜ合わせ、途方も無く試している人はいないだろうと自負しております。
処理剤も使わずに、めちゃくちゃ痛んでいてもダメージを進行させずにしっかり伸ばせる事がありえない為、詳しい人程こんがらがってしまいます。なぜなら勉強してきたことのほとんどが間違っていると言っても過言ではないからです。
また、日本の縮毛矯正の市場がおかしくならないようにする為にも企業秘密にさせて頂いております。そのためマニュアルが徹底されていますし、常にサポートしております。
- ブリーチを今後もする場合は先にブリーチしてから縮毛矯正
- 今後しばらくブリーチをしないのであれば、6.0でファッションカラー部分を塗布して、毛先はブリーチの薬剤設定表に従って下さい。但し、ブリーチが行きすぎている場合、ディバイディングラインがチリつく可能性もある事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい
- ハイライトのダメージレベルが低い場合は6.0。但し、ハイライトが場所によっては、チリつく可能性がある事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
- ハイライトのダメージが高い場合は3.0。ハイライトが場所によっては、チリつく可能性もありますし、ブリーチではないところも綺麗に伸びない箇所が出ることがあるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
- ブリーチを今後もする場合は先にブリーチしてから縮毛矯正
- 今後しばらくブリーチをしないのであれば、アルカリ領域の施術でバージン毛部分を塗布して毛先はブリーチの薬剤設定表に従って下さい。
但し、このパターンの場合は厳しいことが多いです。髪の条件が真逆なので、ブリーチが行きすぎている場合、ディバイディングラインがビビる事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
このパターンの場合、難度レベルが3以上は不可能です。
ハイライトの場合、ベースの髪に合わせた薬剤絶設定をすると、ベースの髪はしっかり伸びますが、ブリーチ部分がビビリ毛になる可能性が高くなります。
また逆にブリーチに合わせた薬剤設定をすると、ベースの髪のくせが伸びずらくなります。ブリーチを何回も重ねている髪に薬剤を付けると、塗布した瞬間に還元してしまう髪の方もいます。
しかし、ベースに合わせた薬剤設定をしたのに全くブリーチの部分も痛まずに綺麗になることもあります。
「くせ毛革命®︎」は無敵ではありますが、僕はブリーチ毛に関しては一切の保証も責任も負わない事を了承して頂いた上でしかやらないようにしております。
- 保証をできないこと
- チリついても責任を持てないこと
をご説明した上で施術をしています。
リスクをお客様が負いたくないのであれば、今後ハイライトを入れたい場合は縮毛矯正をかけたすぐにやっていただき、根元1センチは絶対に開けてもらうようにしてもらえれば、全く問題なくハイライトをすることも可能であることをキチンと説明すれば、皆さん合意していただけます。
必ずメリットとデメリットを説明し、お客様に了承の上進めて下さい。
ただ実のところ「くせ毛革命®︎」なら、基本的には痛まずに綺麗に仕上がってしまうことが多いですが、絶対に油断をしないで下さい。
【注意点】アルカリ白髪染毛の施術
なぜなら、
アルカリ白髪染毛は”白髪染に含まれるアルカリ剤”と”白髪が染まる薬剤”によって、かなりダメージしているからです。
超高難度の相当強いクセでも、
アルカリの白髪染であれば、4.5で必ず還元します。
どうしても還元が完了しない時は、「アルカリクリーム」を還元が完了しない箇所にのみ重ね塗りすれば必ず還元完了致します。
【注意点】アルカリ白髪染毛以外の白髪染履歴
以下のような髪に膜を張ってしまう系の白髪染は
4.5では、伸びません。
・和漢カラー
・香草カラー
・ヘナ
・ヘアマニキュア
・ハーブカラー
・カラートリートメント
しかし、このような白髪染毛を、
バージン毛と考えて施術すると、とても綺麗に仕上がります!
また、以下のようなお客様の施術にはリスクがあります。
お客様に了承を得てから施術を進めて下さい。
例えば、
①アルカリの白髪染めをした
②次にヘナやヘアマニキュアの白髪染めをした
上記のような白髪染めをしてきたお客様です。
この例のように、
・隠れカラー
・隠れカラーによる隠れダメージ
などが存在していると、
このようなリスクがあります。
そのため、施術する場合は、
以下の手順を踏んでください。
- アルカリ白髪染毛用で施術する
- 15分放置しても還元が進まない場合、上から「アルカリクリーム(9.0クリームのみ)」を塗布する
これなら、仕上がりにブレは多少出ますが、
ダメージを進行させずに還元できます。
新規客様等の隠れカラーの場所は、履歴やダメージレベルが全く分らないので予測が全くつきませんので、必ずお客様に仕上がりが完璧になるか分からない為、保障ができないことをきちんとご説明し、納得して頂いた上で、施術を行なって下さい。余程傷んでいない限り、キレイになりますので御安心下さい。
※くれぐれも事前にリスクがある事をお客様に対して説明を怠らないようにして下さい。
万が一、大きなトラブルに発展してしまうような事が起きてしまいましたら、我が社の顧問弁護士が対応することも可能ですので、ご連絡下さい。
⑥ 1液塗布
1液塗布前に、縮毛矯正履歴部分には必ず「RCM」を塗布してください
RCM:水=1:3が基本です。
1液塗布する方法
まずは以下のように髪をブロック分けしてください。
前髪がない:4ブロックに分ける
前髪がある:5ブロックに分ける
次に、10〜20分で塗布してください。
1液塗布のコツ
特に、最後のポイントが重要です。
なので、これから丁寧に説明していきます!
毛先を触らないように1液を塗布するコツ
縮毛矯正履歴部を薬剤がついた手で触ると、
チリついたりビビリ毛になる可能性が高いです。
縮毛矯正で失敗する原因のほとんどがコレです。
例外として、縮毛矯正履歴はあっても、
明らかに還元不足で新生部を塗布後にすぐに履歴部を塗布する場合は、薬剤が付いた手で触っても問題はありません。
縮毛矯正履歴部がある場合、
塗り終わったブロック毎にラップでカバーして下さい。
これは、スライスを取ってダッカールで止める時に、毛先に付着しないようにすることが目的です!
毛先を触らない塗り方に以下の4種類があります。
パレットを使って手を汚さず塗布
メリット:手を汚す事なく正確に塗布できる、薬剤使用量が少なくて済む
デメリット:時間がかかる
ハケとコームで手を汚さず塗布
※私は全てこれです。
メリット:早い、薬剤使用量が少なくて済む、上手くなると正確性も抜群。
デメリット:毛量が多く、疎水性の水分を弾く髪には浸透しにくい。
パネルの表面にたっぷり塗布すれば、チェックの頃に浸透しています。
心配な方は、パネルの表にコーミングを入れて下さい。裏もキチンとつけてしまうと、前のパネルの根本や地肌につくので、この塗り方をしています。
また疏水性の水分を弾く髪の場合、
裏もコーミングして裏も軽くハケで抑えて下さい。
「こんな簡単なやり方で良いの?」と思われると思いますが、何年もずっとこのやり方で売上がキープできているので、問題ないはずです。この塗り方で浸透するように薬剤が作ってあります。このやり方がコストも最小限に抑えられます。
また、スライスを取って、その都度ダックカールで止めていると、かなり大変で時間もかかります。
なので、リタッチが短い場合や、スーパーロングのリタッチは、このようにダックカールでいちいち止めないやり方をしています。コレだとかなり早くて楽チンで心労しませんので、よろしければ以下の動画を参考にしてください。
コームだけで手を汚さず塗布
メリット=早い、薬剤使用量が少なく済む
デメリット=毛量が多く、疎水性の水分を弾く髪には浸透しにくい。
* リタッチが超短い時に使っています。
以上の塗り方を、
毛量、髪質、くせの強弱で使い分けてください!
私は1人のお客様に対して、ハケとコームだけで手を汚さず塗布する方法で、10〜15分以内に塗り終わります。そして、タイマーを入れてすぐに塗り残しが無いかをチェックしております。
『くせ毛革命』は、テキトーにパネルの表面だけを塗っても数分で裏側にも薬剤が浸透するように作ってあります。
そのため、タイム差をなくすことを最優先にし、
チェックも含めて完璧塗り終えてください。
また、
動画内のように縮毛矯正履歴部には、薬剤が付いた手では一切触れてはいけません。付着してしまった時は、必ずその場ですぐに乾いたタオルで吸い込むように拭き取って下さい。乾いているタオルはしっかり吸い込んでくれます。
前髪の1液塗布
前髪も履歴部がある場合は、履歴部に付着しないように注意して下さい。
そのままでも大丈夫ですが、
怖い時はカラーペーパーやホイルを使うと、
履歴部に付着しないように塗布できます。
【注意点】縮毛矯正履歴部の施術と考え方
⚠️縮毛矯正履歴部には必ず「RCM」を塗布します。
縮毛矯正履歴部にも、カラーのコンディションに合う薬剤を必ず使用します。
「傷んでいるから酸性」とか「還元値を低くする」という単純な考えは危険です。
新生部が黒髪、履歴部がファッションカラーで履歴部に薬剤をつける必要がある場合は、それぞれのカラーのコンディションに合わせた薬剤を使用して下さい。
ただし、そのような場合は、
境目の仕上がりが悪くなる事がありますので、
お客様やモデルさんに必ず説明をしてください。
傷んでいるから時間を置かないということはありません。「RCM」のおかげで無茶をしない限り髪は死にません。
ただし、履歴部を触るときは、
塗布スピードが非常に大切になります。
なので、私は1~3分以内には塗り終わるようにしております。
以下に履歴部のマックス時間を記しておきます。薬剤設定表にも記してありますので、ご安心下さい。
- バージン毛の縮毛矯正履歴部:履歴部でもある程度時間をおいて大丈夫です
- ファッションカラー毛の縮毛矯正履歴部:15分以内
- 白髪染め毛縮毛矯正履歴部:10分以内
- ブリーチ毛縮毛矯正履歴部=1〜10分以内。
- 綺麗な状態の履歴部:触らない。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着するので、アイロンを当てて2液を付けるとキレイになります。「RCM」が塗布してあれば、キレイに伸びている時は何もしなくても、これでメンテナンスができるので十分です。
以下に注意点も書いておきます。
注意1)
バージン毛、ファッションカラー毛、アルカリ白髪染毛関係なく、明らかに還元不足の時はしっかり時間をおいてください。
注意2)
履歴部に薬剤を塗布していなくても、1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着するので、1液が付けていない個所も必ずアイロンプレスをして2液を必ず付けてください。
なぜなら、
ダメージしていても還元不足が多いため、
基本的には塗布した方が綺麗に仕上がります。
塗布時間も入れて10分以上置かなければ、
極端な失敗になることはありません。(極端なダメージは別)
ただし、履歴部が「くせ毛革命®︎」の場合は、薬剤は付けない方が綺麗に仕上がります。
SNSでは、「ビビリ治しもできます!」と謳っている人もいますが、
治る髪は、すべて還元不足でビビっているように見える毛髪です。
私はそのようにSNSで謳っている方々の仕事も、
全部この目で見て確認してきました。
しかし、本当のビビリ毛は一度も治せていませんでした。
縮毛矯正をやり込めばやり込むほど、ダメージした髪は治るはずがない事が理解できるようになりますが、ダメージを進行させずにクセを取る事は、そんない難しい事ではなく可能である事も理解できるようになります。
注意)
薬剤の過剰反応によるビビリ毛は、クセは伸びますが手触りの悪さは治りません。そのため、必ずお客様や練習モデルさんに事前に説明してください。
ビビリ毛の原因は、アイロンの温度ではなく、薬剤の過剰反応です。
具体的には、
・薬剤選定のミス
・放置時間設定のミス
これらによって、薬剤過剰反応を起こすからビビるのです。
190度以上でアイロンプレスを行うと、ビビるのではなく、焦げてジリジリになる事があります。「くせ毛革命」は180度でも十分綺麗に伸びるようになります。
- 還元不足でクセがきちんと伸びきっていないモノ
- 薬剤の過剰反応によって起きたハイダメージによって見えるモノ
- 190度以上のアイロンで焦げてジリジリになっているモノのどれかです。
他のメーカーでの縮毛矯正で多いのが、かなりのハイダメージなのに還元不足になっていることが多いです。その上に「くせ毛革命®︎」をやると嘘のように綺麗に仕上がります。
「くせ毛革命®︎」では薬剤過剰反応が起きない仕組みになっております。薬剤設定表に従い施術を進めていけば、薬剤過剰反応による失敗はいたしませんので御安心下さい。
⚠️縮毛矯正履歴部には必ず「RCM」を塗布します。
※大まかに把握して頂く為に下記に記しておきますが、薬剤設定表に細く記してありますので御安心下さい。
- 明らかに還元不足の状態=新生部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布してください。
- ある程度伸びていない時=15分前後
- ほんの少し伸びてない時や硬い時=10分前後
- 伸びている時=触らないor乳化。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが「RCM」が塗布してあれば、キレイに伸びている時は薬剤を付けなくても、アイロンを当てるとキレイになりますので、これでメンテナンスが出来るので充分です。
- 明らかに還元不足の状態=新成部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布
- ある程度伸びていない時=15分以内
- ほんの少し伸びてない時=10分以内
- 伸びている時=触らないor乳化。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが「RCM」が塗布してあれば、キレイに伸びている時は薬剤を付けなくても、アイロンを当てるとキレイになりますので、これでメンテナンスが出来るので充分です。
- 明らかに還元不足の状態=新成部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布or10〜15分
- ある程度伸びていない時=10分前後
- ほんの少し伸びてない時=5分前後
- 伸びている時=触らないor乳化。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが「RCM」が塗布してあれば、キレイに伸びている時は薬剤を付けなくても、アイロンを当てるとキレイになりますので、これでメンテナンスが出来るので充分です。
- 明らかに還元不足の状態=新成部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布
- ある程度伸びていない時=4〜7分前後
- ほんの少し伸びてない時=1〜3分前後
- 伸びている時=触らない。ブリーチの回数が多い場合は、1液を流す時に流れるお湯だけですら還元完了してしまう事がありますので、入荷すらできない時もあります。「RCM原液」で保護しておいた方が安心安全です。
注1)
中間や毛先の縮毛矯正履歴部が、過去のサロンの施術が原因で綺麗に伸びていない時は、放置時間を調節することによって綺麗に仕上げることができます。かける必要がないほど綺麗な履歴であれば「RCM」を塗布し、薬剤を付けないことをお勧めいたします。1液を流す時に、流れるお湯と共に薬剤が必ず履歴部に付着しますので、履歴部に薬剤を塗布していなくても、アイロンを当てて2液を必ず付けてください。
注2)
明るくてもカラー履歴がなければバージン毛と定義してください。明るいけど縮毛矯正履歴がない明るい髪は、外人さんによくあります。明るいからといって低PHの薬剤を使用すると還元不足になりクセが残ります。確証が得られない時は、時間はかかりますが低PHで最初に塗布して、還元具合を見ながら必要であれば再塗布で薬剤のPHをあげて下さい。どんな時でも傷ませないように安心安全を最優先し時間をかけて、お客様や練習モデルさんにしっかり説明をして了承して頂き、金額を余分にもらうことをお勧め致します。
注3)
薬剤の過剰反応によるビビリ毛は治りませんので、必ずお客様や練習モデルさんに事前に説明をして了承して頂いた上で施術を進めて下さい。還元不足によりビビリ毛に見えているのか、薬剤過剰反応によるビビリ毛なのか、確証が得られずリスクがあり、結果の予測がつかない時は、必ず絶対に説明を怠らないで下さい。薬剤過剰反応によるビビリ毛は治りませんが、還元不足でクセが伸びずにビビっている場合は、ビビりは治りませんがクセは伸びます。それ以外のビビリ毛はビビリではなく単なる還元不足か、アイロンの温度が低いのが原因ですので、綺麗に仕上がります。
履歴が分からない新規のお客様には安心安全を最優先してください。日銭を追わないでください。難しいのは初回だけです。この仕上がりのクオリティは他の美容室では手に入りずらいので、手触りを体験したら確実に顧客になってくれます。時間をしっかり作り、失敗を絶対にしないような仕事の進め方をして下さい。恐ければお客様にしっかりと説明し、リタッチだけにしておく方が安全ですし、その後の顧客になりやすいと思います。
⑦ タイマーONして塗り残しチェック
私のタイマーの使い方は、カウントアップ用とカウントダウン用の2つを用意しております。
塗り終わったらカウントアップ用のタイマーをスタートし、塗り残しがないか動画のように細かくチェックしてます。
次に、還元チェックや流しのタイミングに合わせてカウントダウン用のタイマーをセットします。
⑧ 1液放置(10~40分、稀に50.60分)
バージン毛の施術はラップに包みます。
乾燥しそうな時は霧吹きで水を吹き掛けて下さい。バージン毛の施術以外はラップに包まなくても大丈夫です。
⑨ 還元チェック
塗り終わってから、以下の時点で還元チェックをしていきます。
- バージン毛:10〜20分
- アルカリ白髪染め&ファッションカラー:10〜15分
- ブリーチ毛:1〜10分
このとき、
還元が完了しない場合は、アルカリクリーム(9.0)を還元が完了しない箇所に被せてください。
その後は5分おきにチェックして下さい。
全然還元しなさそうだと感じてもいきなり数分でガツンと還元される場合もあります。
そのため、ほったらかしにしないで下さい。
カラー毛やアルカリ白髪染毛はバージン毛に比べて還元されるのがかなり早いです。
5〜10分で還元完了の時もあります。
還元チェックの仕方は、非常に簡単です。
動画のようにコームで梳かして真っ直ぐになったら還元完了です。
コームで梳かしてクセが残っている時は、思いっきりテンションをかけて温度が高いアイロンを当てても絶対にクセが残ります。
詳しくはこちら
・和漢カラー
・香草カラー
・マニキュア
・ヘナ
・ハーブカラー
・カラートリートメントなど
定期的に髪に膜を張るヘアカラーや施術をしている髪は、還元時間が少しだけ長くなる事があります。
しかし、時間をしっかりおいて完全に還元すれば完璧に伸びます。
▼バージン毛
- 全体塗布後タイマースタート&塗りムラチェック
- タイマースタートから15〜20分待つ(時間は、くせの強さ+髪質+明度によって微調整する)
- この時点で還元が完了していない時は、還元が完了していない箇所にアルカリクリームを塗布
▼ファッションカラー毛&アルカリ白髪染毛
- 全体塗布後タイマースタート&塗りムラチェック
- イマースタートから10〜15分待つ(時間は、くせの強さ+髪質+明度によって微調整する)
- この時点で伸びていないときは、伸びていない箇所にアルカリクリームを塗布
▼ブリーチ毛
.ブリーチ毛は付きっきりでお願い致します。ブリーチ毛で還元しない時は、使用した薬剤を再塗布、もしくは還元値を上げたブリーチ毛設定の薬剤を再塗布して下さい。ブリーチ毛でも還元値が低すぎると綺麗に仕上がりませんので、慎重になりすぎないで下さい。
100人に1人ぐらいにの割合で、還元するほど、くせが取れるのではなく、リッジがどんどん出る方がいます。
かなり還元すると流す前はくせがしっかり出るんですが、流してツインブローをすると綺麗に簡単にまっすぐになり、アイロンを当てると綺麗に伸びます。
このような例外の方もいるので、
「おかしいな」と感じたら参考にしてください。
※原因の解明ができ、見分ける事が出来るようになりましたら、詳しくマニュアルに追記します。
- バージン毛:10〜40分(稀に50、60分)
- ファッションカラー毛=10〜30分(稀に40、50分)
- アルカリ白髪染め毛=10〜30分(稀に4050分)
- ブリーチ毛=1〜15分(とにかく早いので気をつけてください
バージン毛は他に比べると還元に時間がかかりますが、9.0を開発し、さらにリニューアルできたおかげで極端な時間がかからず必ず還元します。
ブリーチ毛は還元が早いので離れないで下さい。くれぐれも付きっきりでお願いします。早いと5分、通常10分前後に還元が完了するので、トイレに行く時間もないと思います。ブリーチ毛を扱う時は、他ごとは一切出来ないと考えて下さい。
⑩1液流し&時にシャンプー
動画の通り、シャンプーとタオルドライを進めてください。
⚠️バージン毛は絶対に流しだけにして何も付けない下さい。またファッションカラー毛&アルカリ白髪染毛に対して、アルカリクリームを使った時も流しだけで、絶対に流しだけにして何も付けない下さい。
ネープや耳周りは動画のように頭を傾けてしっかり流してください。薬剤の流し残しがあると、チリついたり、ビビリ毛の原因となります。ネープやもみあげがビビる事が多いのは、流し残しの原因がほとんどです。
⚠️バージン毛は絶対に流しだけにして何も付けない下さい。またファッションカラー毛&アルカリ白髪染毛に対して、アルカリクリームを使った時も流しだけで、絶対に流しだけにして何も付けない下さい。
流したら炭酸シャンプーを動画の様にたっぷりと使って洗って下さい。たっぷり使う事で、泡でモコモコになり摩擦が少なくなりますし、匂い残りもなくなりますので、ケチらずたっぷり使って下さい。
その後はまた動画のようにしっかり洗い流して下さい。シャンプーをすると髪がツルンとし、ハリコシが戻ります。軽く流してシャンプーで完全に落とそうとするのは辞めて下さい。どうしても薬剤が残り、アイロン時に還元暴走してしまい、チリつき&ビビリの原因となります。
タオルドライ
タオルドライの時は、タオルでガシガシ擦らないでください。動画の様に絞るだけにして下さい。シャンプーが終わったら動画のように髪を握って水分を絞ります。その後、指を頭皮に入れて水分を飛ばします。その後タオルで絞ります。絶対にこすらないでください!!
過収斂が起きたり、1液でせっかく切れたSS結合が再結合されてしまい、ちぢれて綺麗に伸びなくなります。
炭酸シャンプーは髪の等電点を保つ作用がありますが、過収斂が起きたり、SS結合が再結合する様な現象は起きません。
1液流しで1番気をつけたいことは「収斂」です。
その為、引っ掛かりがあったとしても、
頑張って丁寧に絡まりを取ってください。
【注意点】ネープの流しにご注意!
流し不十分でアイロンプレスをしてしまい、画像のように襟足やもみあげがチリつく失敗をされる方がかなり多いです

原因はユメシャンプーの頭を支える黒いヤツがです。

取り付いている部分が、襟足のビビってる場所に丁度当たるんです。
そのため、必ず動画のように、
頭を傾けてしっかり必要以上に流して下さい。
ビビらせたら終わりです。
くれぐれも薬剤の流し残しには注意して下さい。
⑪ ツインブロー
※ツインブローの重要性についてはこちらに詳しく解説してあります。
アイロン前のツインブローは必須です!
完全に乾いていない状態でアイロンを使うとビビる事があります。
ツインブローは完全に水分を飛せる非常に素晴らしい技術です。
1液を流した後、ドライしただけでは髪に必要以上に水分が残っています。
そのため、
アイロンを当てると非常に多くの湯気が出て髪が焦げます。
SNSでドライしただけでアドストアイロンを当てている美容師さんを見ると、恐ろしく感じます。
また、
水抜きアイロンは「くせ毛革命の原理」には全く適しておりません。
絶対に辞めて下さい。
- 超高難度〜低難易度:フルウェットの状態からツインブラシで完全ドライ
- 超低難度:9割ドライしてからツインブラシで完全ドライ
以下の手順を踏んでください。
①前髪、顔周りからもみあげを乾かす
②ヘムラインからネープラインを先にツインブロー
③その後、クセの強さが場所によって違う場合、クセが強いブロックからツインブロー
ドライ→ツインブローと比べて、
フルウエット→ツインブローは、10分ほど余分に時間がかかるぐらいです。
ツインブローをすると地肌近くに薬剤がついていても根元が折れません。
また、クセの強さが均一の場合はSS結合が切れている数が少なく再結合を極力遅らす為、最後に塗り終わった放置タイムが短いブロックからツインブローをしております。
「くせ毛革命」においては、1液を流した後にフルウエットからのツインブローを推奨しておりますが、難度レベルが4以上の高い場合に関しては、しっかり還元されていてもバージン毛はツインブローが綺麗にならないことがあります。
その場合に無理にツインブローで真っ直ぐにしなくてもきちんと完全に乾いてさえいれば、綺麗に仕上がることがわかりました。
逆に無理にブローしすぎると、アイロン時に必要な水分が失われ過ぎてしまい、アイロンをしても仕上がりが劣る事もあることがわかりましたので、一度試していただくと幸いです。
ただし!!!フルウエットからいきなりドライは絶対にダメでクセが伸びませんので、必ずツインブローを入れて乾いた状態だけど、綺麗に整っていない状態でも良いということです。
また、美容師さんによっては、それでも完全にブローしたほうが好きという方もいると思いますので、各自の判断にてお願いいたします。
⑫ アイロンプレス
ツインブラシとアイロンを使います。
ツインブラシを使うことにより、
アイロンのプレス圧が均一にかかるので、
綺麗な仕上がりになります!
基本の温度:180℃
プレスして湯気が立ちすぎる場合、5~10℃下げてください。
また、以下のような考え方は、クセが残りやすくなります。
・ダメージしているからい温度を低くする
・髪が細いから温度を低くする
スライスは薄すぎても良くないので適度な厚みのスライス幅が理想です。
以下を参考にして下さい。
※最近は細かい箇所もアドストのオレンジ1本で対応できています
アイロンは難度レベルに合わせて適切なテンションをかけますが、潰さず力を入れず蒸すようなアイロンプレスを心がけていますが、難度レベルが高い場合は潰してしっかりプレスします。
現在の私は180度までしか使いません。「くせ毛革命」はどれだけ強いクセも180度でも十分綺麗に伸びます。
実際に、”サイエンスやミネコラ等の酸熱トリートメント”や”水素トリートメント履歴のある髪”は、
必ずジリジリになって固くなっています。
これらが見極められないときや、怖い時は触らない方が安全だと私は考えています。
他のメーカーの縮毛矯正剤に多いのが、かなりのハイダメージなのに還元不足になっているケースです。
しかし、その上に『くせ毛革命』をやると嘘のように綺麗に仕上がります。
『くせ毛革命』では、薬剤過剰反応が起きない仕組みになっています。
薬剤設定表に当てはめて施術を進めていけば、過剰反応による失敗はいたしません。
「私のアイロン温度の失敗談」
高難易度レベルのお客様で、中学3年生から4ヶ月に一度縮毛矯正を10年以上担当しているお客様がいます。自分の薬剤を完成させた時からは過去にないレベルで綺麗になりました。ずっと180度で当てていましたが、180度で当てた上から、なんかもう少し綺麗になるんじゃないかと思い、なんとなくラディあんと220度で全体を当て直し2液をつけて乾かしたら、元の状態からは考えられない、とんでもない、見たことないレベルですごく綺麗になりました。その次の御来店時にまた180度で当てていたのですが、最後のお客様でしたし、早く帰りたかったのもあり、
「220度でいきなり当てた方が早く帰れるし、更に綺麗になるんじゃね?」
と思い、途中からいきなり220度で当てました。しかもツインブローが完全に乾ききっていない状態でした。そしたら180度で当てた所の上を220度で当てた所はめちゃくちゃ綺麗でしたが、それ以外のいきなり220度で当てた所は伸びてはいますが質感が全くダメで硬いし、縮れているような感じになってしまいました。その次の御来店時にもう一度その部分に薬剤を還元完了10分前に伸ばして、アイロンを当て直しましたが、綺麗になりませんでした。原因は焦げたんです。過去に似たような状態にしてしまった人が5人いたのですが、みんな髪質やくせの強さに対していきなりラディアントで190度以上のアイロンを当てた人でした。それが分かってからは同じミスはなくなりましたが、非常に申し訳ない事をしたと心から反省しております。今だに5人とも来てくれていますが、当時は全てが上手くいっていて、かなり調子に乗っていた時にお灸を据えられた感じで、つくづく反省しました。皆さんも基本に忠実な仕事を心がけて下さい。
⑬ 2液塗布完了後に5分放置
水:カラーオキシ6%=3:1の割合で付け残しが絶対にないように、たっぷり塗布してください。
シャンプー台でつけると簡単です。
「ネープに跡が付くのでは?」とご心配される方もいますが、全く問題ありません。
2液を流した後に後処理をすると、PH以降が急激に行なわれてしまいビビリ毛になる事もあるので、くれぐれも余分な処理剤を使った後処理をしないで下さい。後処理にヘマチンはお勧めできません。
縮毛矯正の1剤の反応により、髪の毛が軟化・膨潤・還元して、とてもデリケートな状態にも関わらず、その上からアルカリ性のカラー剤を塗る事は、かなり乱暴な行為ではないでしょうか?
髪の中で何がどのように反応しているか実際に見ることはできないですし、髪の毛自体はかなり不安定な状態なため、カラー剤が純粋な2液と同役割を果たすと考えられませんし、常に安定した結果が得られる保証がないからです。
※薬剤の性質上、2液塗布時に発熱する事がありますが、全く問題ありませんのでご安心下さい。
アウトバストリートメントには、艶髪革命システムトリートメントの成分がすべて入っています。
最後の仕上げの時に、ドライする前に使用するとびっくりするぐらいツルツルに仕上がります。
⑭ドライ
乾かしただけで、とんでもないレベルで綺麗になるところをお客様に見せて、触って頂いて、実感してもらってください!
乾かしただけでこの仕上がりなので当然ですが、
ここで大感動がおきます。
必要であれば毛羽立っているところを少しだけカットします。
補足事項
以前以下のようなことがありました。
5年以上担当している顧客様で、
前回リペアクリームマジックのおかげもあり、
過去最高に毛先まで仕上がったにも関わらず、
ご来店した状態を見て「なんだこれは?」となり、
シャンプーして乾かしても「なんだこれは?」となり、
来店していない間に普通の美容室で
クレンジングヘッドスパというのをやったそうで、
そこから急に髪がゴワゴワし出してまとまらなくなり、
毛先も異常に引っかかるようになったそうで、
縮れている状態を見せたらビックリされていました。
原因はヘッドスパの時に使うクレンジング剤が、
アルカリか極度の酸性のどちらかに傾いており、
それがついたまま20分以上マッサージをされたので、
おそらくアルカルだったのではないかなと推測しています。
不純物除去剤のも同様の現象が起こりますので、
くれぐれもカウンセリング時に気をつけてください。
また、アルカリ性でそのような施術をされた場合は、
髪が異常に引っかかり、チリチリしていますが、
髪は硬くはなっていません。
酸性でのそのような施術をされた場合は、
ジリジリしていて、髪がゴワゴワして硬くなっております。
また、アイロンのかけすぎの方もゴワゴワしています。
カウンセリング時に触っておかしいと感じた時は、
お客様への確認と説明、
保証ができない事を伝えた上での施術をお勧めいたします。

また、予約が取れなくて他店でトリートメントしたら写真のようになった方もいます。
もしこれが何も影響がないトリートメントだったら、
トリートメントをしたところとしていないところのクセの形状と髪の質感が同じにならないといけません。
けど明らかにトリートメントしたところがゴワゴワですしジリジリです。
酸熱トリートメントは嫌だと話したそうですが、
やり方を間違えなければとてもいいものと言われ、
それでも嫌だと言ったそうですが、
こうなったということは、何かそのようなものを使われてしまったのではないかと推測されます。
相性が良いヘアカラーと悪いヘアカラー
全ての縮毛矯正において共通する事ですが、
アンダーをしっかり削り、綺麗な発色を実現するカラー剤との相性が悪いです。
- ウエラ全般(イルミナカラーなど)
- ホーユーカラー全般
- アヴェダカラー
- ロレアル全般(イノアカラーは特に最悪な相性)
- フィヨーレ全般
- スロウなどなど…
これらのメーカーのカラー剤は、オキシ6%で施術すると極端にアンダーを削るので、縮毛矯正とめちゃくちゃ相性が悪いです。
4.5%や3%の場合はアンダーが削れないため縮毛矯正が綺麗に仕上がりますが、アンダーを削り切っていないので、カラーの発色が6%より劣ります。
また、イノアカラーは特に最悪な相性です。成分に書いてある「モノエタノールアミン」が原因です。
- ミルボン全般
- ナプラ全般(クイックも大丈夫)
アルカリカラーはミルボン全般で、アルカリ白髪染めはミルボンのクリスタルを使っています。
色々使いましたが、
一番ダメージしなくて綺麗な発色を実現するのがミルボンでした。
また、ナプラは、ミルボンよりも縮毛矯正との相性がいいように感じますが、発色が悪いですし、白髪の染まりも非常に悪く感じます。
上手に使われている方は、ぜひご指導願います🙇♀️
- 和漢カラー
- 香草カラー
これはノンダメージなので、バージン毛扱いとなり、アルカリ領域の施術ができる為、縮毛矯正の仕上がりも非常に綺麗です。
・リタッチ→同日OK!
・トーンアップ→縮毛矯正前はOK!縮毛矯正後はNG!
・トーンダウンやトーンキープ等の全体カラーで絶妙な色を求める→同日OK!全体アルカリカラーをすると手触りは良くなるが、色ブレが起こる
お客様からどうしてもと言われたときは
保証できないことをご説明し、納得していただいて施術をしております。
ただ、縮毛矯正後に、
オキシ4.5%以下で全体にアルカリカラーやアルカリ白髪染をすると、PH以外の関係で、手触りが逆に良くなります。
また、トーンキープで色味だけ変えたい場合、
リタッチ→矯正→2塩基性カラーを20%前後を混ぜた2液を塗布してください。
縮毛矯正で髪の面が整うので、
塩基性カラーだけでもかなり綺麗な色になります。
新生部の中に違う状態の髪が1.5cm以上あり、
縮毛矯正もヘアカラーのトーンアップも求められるお客様の場合、
以下の手順を踏んでください。
- リタッチして縮毛矯正をする
- 塩基性カラーをするか、別日にもう一度全体カラーをする
ヘアカラーのリタッチを放置すると、
縮毛矯正の施術に悪影響することを必ず説明し、
今後はカラーのリタッチを放置しないようにしていただいております。
縮毛矯正の失敗を直すのはどうしたらいい?
整理して考えたらとても簡単ですので、焦らず施術して下さい。
縮毛矯正の失敗としてよくあるのが、
- 1液による過剰反応で起きる過剰還元での失敗
- 190度以上のアイロンで焦げている状態での失敗
- 還元不足による失敗
残念ながら、
1,2で失敗している髪は治りません。
しかし、
3はとても簡単です。
1の原因は、酸性縮毛矯正の認識を間違え勉強不足や知識不足、大手メーカーのマニュアル化がきちんとされていないメーカーの商品を使用したことによる事が多いです。
酸性縮毛矯正ならどんな髪でもダメージさせずに綺麗にできると勘違いし、過還元をさせてしまいチリチリにしてしまうケースです。また高アルカリの過剰軟化膨潤をする薬剤でも起こります。他メーカーではバージン毛でも起こります。
しかし、この状態からでもダメージを悪化させずにクセを伸ばすことは可能です。
なので、
薬剤設定表の右側の「毛先の還元状態に合わせた塗布タイミング」に、黒髪、カラー毛、白髪染め、ブリーチ毛に記載してある薬剤を設定して施術を進めて下さい。
くせ毛革命ではそのような失敗が起きないようになっております。
2の失敗の原因は、以下の2つです。
・還元不足の上にややウエットな状態にアイロン
・水抜きアイロンと呼ばれるもの
きちんと乾いていれば、
180度以下なら焦げませんが、190度以上だと焦げます。
3の失敗は、とても簡単です!
一度縮毛矯正をしているということは縮毛矯正履歴があるということになります。
そのため、
薬剤設定表の右側の「毛先の還元状態に合わせた塗布タイミング」にしたがい、黒髪、カラー毛、白髪染め、ブリーチ毛に記載してある薬剤を設定し、根元から塗布するだけです。
・ダメージの原因がわからない
・履歴が曖昧
のような場合、施術した美容室にお客様に問い合わせてもらったり、その美容師さんと直接お話しさせていただき、履歴を極力把握するようにしています。
特殊なトリートメント施術でダメージした髪
“ミネコラ”や”サイエンスアクア”などの
・グリオキシル酸
・マレイン酸
・レブリン酸
・フマル酸
・コハク酸
これらが多量に使われているような、
・酸熱トリートメント
・ツヤカラー(?)と言われている酸を混ぜてカラーし、最後に高音でアイロンをしているもの
このような履歴がある方への施術はかなり気をつけて下さい。
酸濃度にもよるとは思いますが、特にグリオキシル酸を繰り返している方の髪の表面はボロボロで、グリオキシル酸の使用を繰り返した髪に縮毛矯正を施す事ほど怖い物はありません。
このような特殊なトリートメントでダメージをしている髪の特徴は、ダメージが表面のみに起きていることです。
なぜなら、酸で中途半端に表面のみ還元された上に190〜220度の高温のアイロンプレスをしているからです。
残念ながら酸と熱が原因でダメージした髪は、
くせは伸ばせるが、ちぢれや手触りの悪さは改善されません。
リスクをお客様にしっかり説明してから施術を進めて下さい。
ホームカラーをされているお客様への施術はかなり注意が必要です。
ホームカラーをやり過ぎて、
濡らしたらトロントロンでクタンクタンになっている髪の施術は厳しいです。
ブリーチ毛よりタチが悪いです。
特に「アルカリ白髪染めホームカラー」を頻繁に繰り返している髪は、どうにもなりません。
薬剤設定表にない範囲の相当弱い薬剤設定をしたらなんとかなるかも知れません。
しかし、それでもどう薬剤が反応するか予測が全くつきません。
- ただ、
- 最近のホームカラーにはかなりの種類があります。
- シエロやウエラなどはサロンカラーよりダメージがないタイプ
- 大して変わりがないレベルで全く痛まないタイプ
- めちゃくちゃ痛むアルカリ白髪染
- ヘナやマニキュアやカラートリートメント
- ヘナと言って実はアルカリが入っているタイプ
- アルカリが入っているマニキュア
- 全く痛まないのにしっかり染まるハーブカラー
など、完全に把握しきれず、理解できないタイプが多いのも事実です。
このような方は、2〜3ヶ月に一回美容院で染める間に、前髪付近や分け目付近は自分でやっていて、後ろは染まったいないところが多く、まだらな状態です。
しかも前の方は2週間に一度ぐらいのペースでやるので、トロントロンです。
こうなっていると、塗り分けができない為、
- ホームカラーしかした事ない人の場合は、ホームカラー剤がついていない所のクセが伸びない
- かといってバージン毛と同じように扱うと、ホームカラーの部分のリスクが高い
- ホームカラーをやり過ぎて、薬剤を付けて数分で前髪やトップの髪がビビる
- かといって6.0を使うと中途半端
と言う感じで、はっきり薬剤を指定して狙った施術ができません。
カラートリートメントやマニキュアの膜を張る系のホームカラーは、アルカリ領域の施術でないと還元しません。
しかし、以前は市販のアルカリカラーや格安美容室の質の低いアルカリ白髪染をしていて、その上からマニキュアやヘナをしている事があります。
そうなると、
- アルカリ領域の薬剤を使うとホームカラー部分が死ぬ
- 4.5だと膜が邪魔して還元が不完全
結局このようなお客様も、薬剤設定が出来ないから、施術が出来ません。
和漢カラーや香草カラーは自宅でやっても、縮毛矯正に全く影響がないヘアカラーも出てきていますので、これに関してはご自宅で自由にやって頂いております。
現在は、僕が指定する薬剤以外でのホームカラーをされるお客様は、全てお断りするようになりました。
それでも「くせ毛革命®︎」なら、4.5で塗布してから、還元しない場所に「9.0のクリームのみ」を塗り足していけば、大きな失敗は起きません。
以前は、
「サイトでご紹介している様な仕上がりにはならなくても大丈夫ならやらせて頂きますが大丈夫ですか?綺麗に伸びなかったり、ダメージしてもやり直しや保証も一切できませんが、それでも大丈夫ですか?」
と了承を必ず頂き、今後はホームカラーを一度でもやったら2度と当店の御利用は一切お断りと言っていました。
「くせ毛革命®︎」を使って頂いているサロンの多くは、ホームカラーをされているお客様に対しては、施術するに値しないお客様と位置づけ、一切お断りしているサロンさんもあるぐらいです。御予約が一杯なサロン様は、無理に受ける必要はないと思います。
ただし、予約が満タンではないサロン様の場合や過去の私の場合、目先の売上がどうしても必要なので、しっかり説明してリスクを了承を頂き、トラブルが起きない範囲でやりくりしていましたので、お受けする場合は、リスクをしっかり説明し、保証できない事をご了承して頂いた上での施術をお勧めいたします。
デジタルパーマは、還元の見極めが難しい上に、仕上がりのクオリティが下がりやすいです。
なぜなら、
縮毛矯正をかけるときほど、軟化や還元をさせませんので、ダメージしている上に中途半端に還元されていてカールが付いている状態になります。そのため、薬剤の設定や放置時間の設定が非常に難しくなります。
低熱で時間をかけて変形させているので、元のくせとデジタルパーマのカールが合わさり、還元の見極めが難しい上に、かなりクセが伸びずらくなります。
完璧に取ろうと思うと長時間1液を放置しないと取りきれませんが、一度縮毛矯正の薬剤を付けているので縮毛矯正の履歴部分と同じ考え方になるので1液を長い間放置できません。
- 薬剤の設定に関しては、薬剤設定表の右側の「毛先の還元状態に合わせた塗布タイミング」に従い、バージン毛、カラー毛、アルカリ白髪染毛、ブリーチ毛に記載してある薬剤を設定して下さい。
- ダメージしているからバージン毛でも「酸性」でやるという安易な考え方をしないで下さい。
- ツインブローはいくらやっても綺麗に伸びない事があります。
- 普通にアイロンを当てるだけではデジタルパーマの熱で形成されたカールは取りきれない事があります。しかしそれでも、デジタルパーマ履歴部のところのアイロンスルーをかなりゆっくりじっくりやると綺麗に仕上がります。
以上のお湯に施術をしても、綺麗に仕上がらない時もありますので、お客様にはデジタルパーマをかけている髪では、仕上がりの保証ができないことは、必ずお伝え下さい。
縮毛矯正を難しくなる原因は以下の2つだけです。
- 縮毛矯正を施す美容師側が、髪の履歴を明確に把握出来ない
- ヘアカラーやトリートメントの履歴がグチャグチャで、コンディションが極端に悪い
お客様自身が正しい知識を持っていないが為に、良かれと思い、酸熱トリートメント等のダメージを蓄積してしまう様な事を沢山やり過ぎたり、ホームカラーに安易に手を出して、髪の履歴を美容師側が把握出来ない状態にしてしまう事によって、美容師側が狙った技術を施せな苦なります。そのようなお客様は、髪の履歴が薬剤設定表に当てはまらないので、薬剤の設定ができません。
これらに当てはまらなければ、
『くせ毛革命』ならとにかく簡単です
というのは、
そのお客様の人生において縮毛矯正が絶対的最優先であり、確実な仕上がりを求め、髪を綺麗にしたいのであれば、お客様にも自身の髪をきちんと自己管理してもらうのは必須であり、そのための教育が必要と考えています。
そして、お客様としっかりと信頼関係を作って行くことが大切だと思います。
「ここで縮毛矯正をかけておけば、他で何やっても大丈夫でしょ」みたいな感覚をもっているお客様もいます。
このとき、私は、
「美容師に丸投げはふざけるな!」とはっきり言い返しております。
ときには、お客様が怒り出す時もありますが。
態度が悪い場合は、キャンセル料を支払ってもらい帰ってもらうコトもあります。
ただ、それでも、
「やっぱりブリーチしたい」
「白髪ボカシのブリーチしたい」
などとおっしゃるお客様もいます。
「前も言ったじゃん、、、」と思いながらも面倒ですが、
その都度リスクとデメリットを説明して
「どうしてもやりたければ他で縮毛矯正をやって下さい」と言っています。
過去に悪い口コミを書かれたことは2回あります。
1回目は、
髪の履歴がぐちゃぐちゃでハイダメージが行き過ぎている上に、非常に言動&態度が悪かったので「あなたみたいな人を施術したくないから帰ってもらっていいですか?」って言ったとき。
2回目は、縮毛矯正はキレイにかかったのに、カウンセリングでグルグルの巻髪の写真見せられて
「これの巻いてない感じで」と言われて
「巻いてないとこーゆー感じですよ」と言ったら
「そうじゃない」というので
「じゃこういうことですか?」と写真見せたら
「違う」というので
「じゃなりたいヘアスタイルの写真をインスタとかから探してもらえませんか?」と言ったら
「めんどくさい」と言われたので
「めんどくさいとか困るし、言っている意味が分からないから無理」って言ったらお客様にキレられたので
「帰ってもらっていいですか?」って言ったときです。
めっちゃくちゃ悪く口コミを書かれました🤭
お客様の事を心底考えてはっきり愛情をもって伝える事が大切だと思います。
長いアニュアルを読んで頂きありがとうございました!
随時マニュアルの内容がオンライン上にて更新されておりますので、定期的に読み直してください。ご質問があればラインにて御連絡ください。
しかし、難しいと感じるときは、
薬剤設定表に髪の状態が当てはめられない履歴をお持ちのお客様です。
そのような場合は無理にやらない事をお勧め致します。
私はマニュアルの内容以外に特別なことはしておりません。
ゼロです。
処理剤をコネくり回したりは一切しておりませんし、「これかなりヤバいでしょ」ってレベルでも「RCM」だけで綺麗な仕上がりを実現しています。
私は、新規のお客様の施術は、
カット+縮毛矯正+トリートメント:32,000円
これで4時間以内に終わります。
早いお客様だと、
2~2時間半。
通常で、3時間前後で施術は完了です。
そして、新規のお客様を施術した後は、
・施術にかかった時間
・仕上がり具合
・伸びにくかったところ
・次回より良くするためにどうするべきか
これらを必ず細かく記録しています。
そうすると、次回来店のとき、
・無駄な予約の空き時間を減らすことができる
・さらにクオリティの高い仕上がりを提供できるようになります。
そのおかげで、
ワンオペでも500万の売上に辿り着きました!
二人体制のサロン様は、
カットとトリートメントも入れて、
2時間前後で終わらせています。
ただし、スピードを意識して効率性を求めるのはいいですが、効率性を高めた事によって効果性が生まれないとダメです。
短縮した事によって早くなるという効果はあってもクオリティの効果が維持、もしくはアップしていないとダメです。
早くてクオリティが下がるぐらいなら、4時間掛けでクオリティが上がる方が良いです。ただし4時間以上はダメです。
ここまでで、
『くせ毛革命』こそが、本物の縮毛矯正剤だと肌で感じていただけたと思います。
・ワンオペで売上100~300万超え
・地方のサロンで3.5人で500万円超え
・3人で600万円超え
・大嶋直樹はワンオペにて500万円
このように圧倒的な売上をつくっている美容師さんが、ここに書き切れないくらい出てきています。
これは『くせ毛革命』で、お客様を本当に感動させられているからです。
また、
スターターセットをご注文頂いた方へは
貴店の売上アップのために
集客サポートをさせて頂いております。
「くせ毛革命®︎」を通して、幸せな美容師ライフをお過ごしできる事を心より願っております。