くせ毛革命®異次元の縮毛矯正
【スターターセット】使用マニュアル
この度は「くせ毛革命®︎異次元の縮毛矯正スターターセット」をご購入頂きありがとうございます。「くせ毛革命®︎」を扱う上で、ケミカルの知識は全く必要がありませんので御安心下さい。誰が扱っても簡単に私と同じ仕上がりになるように、試行錯誤を重ねて完成させました。面倒な、前、中、後処理は一切ありません。乾かす前にヘアオイルも要りません。マニュアル通りの行程を踏み、「くせ毛レベル判定スケール」と「薬剤設定表」に現状の髪の状態を当てはめるだけで、誰がやっても私と同じ仕上がりが簡単に実現致します。
仕上げは手で乾かしただけ‼️
ブラシ、アイロン一切無し‼️‼️
仕上げは手で乾かすだけ‼️
ハイダメージも怖く無い‼️‼️
ハイトーンカラーも簡単‼️‼️‼️
ブリーチ毛もなんなその‼️‼️‼️‼️
他店の失敗も簡単に治る‼️‼️‼️‼️‼️
この仕上がりが日本のスタンダートになり、日本中のくせ毛で悩む女性が幸せになってほしいと心から願っています。
有限会社ブレス
代表取締役 大嶋直樹
目次
1、薬剤を扱う上でのご注意
2、薬剤の種類
3、薬剤の使い方
4、 縮毛矯正履歴部の施述と考え方
5、 縮毛矯正履歴部の放置時間
6、新生部に条件が違う髪がある時
7、ヘアカラーを同日にやる場合
8、施述の流れ
9、くせ毛レベルの種類と見極め
10、薬剤設定表
1、薬剤を扱う上でのご注意
※こちらのスターターセットのマニュアルはお試しセットのマニュアル内容とは違う箇所が沢山ありますので、必ず最後までお読み下さい。マニュアルを必ず全部しっかり読んでから扱って下さい。
マニュアル通りにやれば誰でも簡単に私と同じか、それ以上の結果が出るようになっており、ケミカルの知識は全く必要ありません。異常なまでに簡単で、必要以上の前処理剤、無駄な中間処理、効果がない後処理等は一切いりません。そんな事をしていたら時間がかかり過ぎますし、コストもかなりかかります。しかもややこしすぎます!「くせ毛革命®︎」は、無駄な事を徹底的に削ぎ落とし、超シンプルにも関わらず、とんでもない異次元の仕上がりになりますので、縮毛矯正が楽しくなります。結果を期待して下さい
※上手くいかない人の特徴
上手くいかない人の特徴として、経験が多い美容師さんほど、マニュアルを隅から隅まで全部読まずに扱い、中途半端に理解し、素直にマニュアル通りの工程を踏まずに、良い結果が出ない方が多いです。逆に縮毛矯正なんて大嫌い!と苦手意識を持っている女性の方がマニュアル通りに1回目から私と同じ仕上がりを簡単に出してしまいます。経験が多い美容師さんほどマニュアルに無い余分な事をしたり、無駄に考え過ぎて慎重になりすぎて綺麗に仕上がらないケースが多いです。慣れるまではマニュアルから外れた事は絶対にやらないで下さい。マニュアルから外れたやり方をした際の質問に関してはお答え致しておりませんので、よろしくお願い致します。マニュアル通りにやって上手く行かなかった事を御質問下さい。
※縮毛矯正は簡単でなければいけません!
縮毛矯正はとにかく簡単でなければいけないと私は考えております。なぜなら、お客様は真っ直ぐ綺麗になった髪を求めているのではなく、真っ直ぐ綺麗になった髪で出来上がるヘアデザインを求めているからです。よく縮毛矯正マニアの美容師さんが「乾かしただけで綺麗な縮毛矯正だろ!凄いだろ!?」みたいなSNSをお見受けしますが、「くせ毛革命®︎」を使えば、そんな事は誰でも簡単に当たり前に出来てしまいます。これからの縮毛矯正はそんな事は当たり前にできるようになり、カラーを塗るのと同じ感覚なぐらい簡単である必要があると思います。私は、「くせ毛革命®︎」で日本中のくせ毛に悩む女性が幸せになる事を、心から望んでおります。
※ワンオペで504万円を記録しました!
私は縮毛矯正を綺麗にかけるだけではなく、その先にあるヘアデザインをとても大切にしています。圧倒的な仕上がりと可愛いヘアスタイルを短時間で提供する事を可能にしたおかげで、インスタやメディアでバズっていなくても、ワンオペで504万円(技売387、店販117)を売り上げる事が出来たのだと思います。「くせ毛革命®︎」なら誰でも専門店以上の仕上がりが短時間で簡単に提供できるので、御安心ください。
※慣れたらオリジナルに
このマニュアルは、私のやり方ですので、慣れてきて問題ないぐらい使いこなせるようになりましたら、オリジナルに変更して頂いても大丈夫です。薬剤設定表をもっと細かくしているサロン様もいます。但し、必ず慣れてからにして下さい。所々に私の失敗談も記してありますので、私と同じ失敗だけはしないように気をつけて下さい。私はこのマニュアル以外の余分なことは一切しておりません。マニュアル通りにやって、カットとトリートメントもして32000円の金額で、早い時は2〜3時間、通常3〜3時間半、少し長くて4時間、髪の毛めっちゃ多いスーパーロングの超高難度の方でもかなり時間かかって4時間半〜5時間です。流石に4時間を超える場合には4万円頂いておりますが、仕上がりも抜群に綺麗です。マニュアル通りにやって、100発100中で成功しています。
※推奨する道具
1、ツインブラシ
基本的には白いツインブラシを使用していますが、前髪や細かい作業が必要な箇所には黒のデンマン社の小さいツインブラシを使用しています。
2、アイロン
色々なアイロンを使いましたが、私が一番しっくり来たのはラディアントでした。ラディアントは35mと9mを使っています。ご自身でしっくりくるアイロンを御使用ください。
3、ドライヤー
ホリスティックキュアのドライヤーを使っています。また「ドラツク」も使ってダブルで使ってもいます。ホリスティックキュアの良いところは異常に軽く風量が異常に強いからです。ただし、髪が焦げてチリチリになることがありますので、ツインブロー時には「ドラツク」は使わないで下さい。私はそれが原因で髪を焦がしました、、、。
2、薬剤の種類
1、 7.5=黒髪バージン毛用
更に、ヘナ、ヘアマニキュア、ハーブカラー、カラートリートメント等の膜を張ってしまう髪用ですが、これらの人に使用する場合は隠れダメージに注意して下さい。詳しくは違う章にに書いてあります。また、6.0や4.5を使用した際に、還元しない箇所にクリームのみを塗布する方法として使います。必ず還元します。
2、 6.0=11レベルマまでのファッションカラー毛用(12レベル以上は4.5)
3、 4.5=アルカリ白髪染め毛、ブリーチ毛用
4、 ローション1とローション2
ローション1とローション2は1:1の分量にしてクリームと混ぜて使用します。ローションの作り置きはしないで下さい。
5、 専用シャンプー
常に髪の等電点を保つ作用があるシャンプーですので、プレシャンプーと1液を洗い流す際は必ずこのシャンプーを御使用願います。
6、 専用トリートメント
常に髪の等電点を保つ作用があるトリートメントですので、プレシャンプーと1液と2液を洗い流す際は必ずこのトリートメントを使用願います。また、薬剤設定表にも記してありますが、1液の還元値を下げる為にも使用します。
3、薬剤の使い方
1、 1液の作り方
クリームとローション(ローション1:ローション2=1:1)と専用トリートメントを薬剤設定表に従い混ぜ合わせて使用して下さい。ひとりの使用量は100〜200gです。かなり多くても300gです。少ない時は60gで済む時もあります。基本的に私は200g作っていますが、次回の施術の際に余分に作りすぎる事を防ぎロスを最小に抑える為に、必ず各お客様の使用した量を控えています。マドラーでは混ざりきらないのでシェイク出来る入れ物でシェイクして混ぜて下さい。作り置きは絶対に辞めてください。ローションのみを混ぜ合わせて作り置きすることも辞めて下さい。各薬剤は必ず封を締めて保管して下さい。参考動画はこちら
2、還元時間が長くなる時
マニキュア、ヘナ、ハーブカラー、カラートリートメント、トキオトリートメント、クリームシャンプーなど髪に膜を張ってしまうカラーやトリートメントやシャンプーを定期的にしている髪は、還元時間が長くなる上に、綺麗に伸びない事が起きる時もありますので、必ず事前にお客様に確認し、説明を怠らないでください。私の場合は、還元時間が長くなり、薬剤使用量が極端に増える時は、プラス料金を頂いております。ただ、後の章にも書いてありますが、7.5のクリームのみを還元しない箇所に塗布すれば必ず還元しますので御安心下さい。
3、 アルカリ白髪染め毛の施術の注意点
アルカリ白髪染めで染めた毛は、白髪染めに含まれるアルカリ剤と白髪が染まる薬剤の性質上、かなりダメージしておりますので、クセが強いからという理由で絶対に他の数字の薬剤を使用しないでください。超高難度の相当強い癖でもアルカリの白髪染めであれば4.5で必ず還元しますのでご安心下さい。どうしても還元しない時にだけ、7.5のクリームのみを還元しない箇所にのみ重ね塗りして下さい。必ず完璧に還元します。
4、 アルカリ白髪染め毛以外のヘアカラー履歴の施術に御注意!!
水で溶く和漢カラー、香草カラーの水で溶く和漢カラーや香草カラーの白髪染めのお客様は4.5では伸びませんので、7.5でやってください。とても綺麗に仕上がります。アルカリ白髪染めと混ざっている場合は4.5でやって、還元しなところに7.5のクリームのみを重ねて下さい。必ず還元して綺麗に仕上がります。
ヘナ、ヘアマニキュア、ハーブカラー、カラートリートメント等の髪に膜を張ってしまう系のヘアカラーをされている髪は、ダメージが一切していませんので、7.5で薬剤選定をして下さい。ただし、本当にそれだけのカラーしかしていないのなら7.5で全く問題無いのですが、隠れカラーや、それに伴い隠れダメージが存在している時があります。これがかなり厄介です。
例えばヘナやヘアマニキュアの前はアルカリの白髪染めをやっていて、アルカリの白髪染めの上にヘナやマニキュア等が重なっている場合、7.5だと過去のアルカリ白髪染め部分がダメージしてしまう可能性があります。しかし4.5だと膜が邪魔してしまい全く還元しません。間をとって6.0だと、中途半端で結果の予測が付きません。そのようなお客様は4.5を塗布後、15分放置しても還元が進まない時に上から7.5のクリームのみを塗布して下さい。ほぼ100%これで還元します。
ただ、それでも還元しない時は、7.5:ローション1=84:16を被せて下さい。それでも還元しない時は7.5:ローション1:ローション2=2:1:1を被せて下さい。新規客様等の隠れカラーの場所は、履歴やダメージレベルが全く分らないので予測が全くつきませんので、必ずお客様に仕上がりが完璧になるか分からない為、保障ができないことをきちんとご説明し、納得して頂いた上で、施術を行なって下さい。余程傷んでいない限り他では実現できないレベルでキレイになりますので御安心下さい。
※万が一のことがありましたら、我が社の顧問弁護士が対応することも可能ですので、安心して御利用下さい。くれぐれも事前にリスクがある事をお客様に対して説明を怠らないようにして下さい。
5、他店の失敗を直す時
面白いことに表参道や銀座等のインスタでバズりまくって予約が取れない有名美容師や、テレビで大バズりした有名美容師がよく起こしています。くせ毛革命ではそのような失敗がないようになっておりますので、御安心してお使い下さい(くれぐれのマニュアル通りお願いします)。
6、 酸熱トリートメントやケラチントリートメントや水素トリートメントでダメージしている髪
ミネコラやサイエンスアクア等の【グリオキシル酸】や、【マレイン酸】【レブリン酸】【フマル酸】【コハク酸】が多量に使われている酸熱トリートメント、「ツヤカラー?」と言われている酸を混ぜてカラーしているものが最近ではかなり多く、そのような履歴がある方への施術はかなり気をつけて下さい。濃度にもよるとは思いますが、特にグリオキシル酸を繰り返している方の髪の表面はボロボロで、グリオキシル酸の使用を繰り返した髪に縮毛矯正を施す事ほど怖い物はありません。
※薬剤選定
黒髪なら黒髪、カラー毛ならカラー、白髪染めなら白髪染めの薬剤選定をして下さい。なぜならこのような特殊なトリートメントでダメージをしている髪の特徴として、酸で中途半端に表面のみ還元された上に190〜220度以上の高温のアイロンプレスをしているため、ダメージが表面のみに起きております。酸で処理された髪に190度以上のアイロンプレスをすると、髪は焦げて固くなってしまいます。残念ながら酸と熱が原因でダメージした髪は、癖は伸ばせるけど、ダメージによって起きている縮れや手触りの悪さは改善されません。リスクをお客様にしっかりお伝えし、了承を得てから施術を進めて下さい。お客様の多くは美容師に良いと言われてやり続けたけど、やればやるほど髪がギッシギシになってしまい、癖も伸びないしどんどん扱いづらくなって、結局縮毛矯正の方が良かったと言って御来店される方が全てです。縮毛矯正が綺麗にかかっていればトリートメントすらする必要がないので、縮毛矯正をかけ続けるのであれば、お客様に酸熱トリートメントをオススメする場合は慎重な施術をお願い致します。
7、 ホームカラーをされているお客様の施術について
ホームカラーをされているお客様への施術はかなり注意が必要です。「くせ毛革命®︎」は無敵ですが、本当に申し訳ありませんが、ホームカラーをやりすぎて、濡らしたらトロトロでクタンクタンになっている髪に関してはお手上げです。ブリーチ毛よりタチが悪いです。特に「アルカリ白髪染めホームカラー」を頻繁に繰り返している髪は、どうにもなりません。薬剤をつけて数分でチリチリのビリビリになってしまう人もいます。薬剤設定表にない範囲の相当弱い薬剤設定をしたらなんとかなるかも知れませんが、それでもどう薬剤が反応するか予測が全くつきません。
最近のホームカラーにはかなりの種類があり、サロンカラーと大して変わりがないレベルで全く痛まないものから、めちゃくちゃ痛むアルカリ白髪染めから、ヘナやマニキュアやカラートリートメント、ヘナと言って実はアルカリが入っていたり、アルカリが入っているマニキュア、全く痛まないのにしっかり染まるハーブカラーなど、我々美容師が完全に把握しきれず、理解できないものも多いです。その為「くせ毛革命®︎」を使って頂いているサロン様でも、ホームカラーをされているお客様に対しては、施術するに値しないお客様と位置づけ、一切お断りしているサロンさんもあるぐらいです。御予約が一杯なサロン様は、リスクを考えると無理に受ける必要はないと思います。
アルカリ白髪染めホームカラーをされている方の多くは、2〜3ヶ月に一回美容院で染める間に、前髪付近や分け目付近は自分でやっていて、後ろは適当に付けてまだらな状態の方がほとんどです。しかも前の方は2週間に一度ぐらいのペースでやる方もいます。こうなっている人は本当にかなり厄介です。どうしようもありません。そもそも、どこがどのような履歴になっているのか分からない為、縮毛矯正の薬剤を塗り分けをする事ができません。4.5を使えば何とか綺麗になることもありますが、ホームカラーしかした事ない人の場合は、ホームカラー剤がついていない所は伸びません。かといって7.5をつけるには、塗り分けができず、ホームカラーの部分のリスクが高すぎます。頻繁にホームカラーをやり過ぎていて、前髪やトップの髪が溶けるような感じになる方もいます。かといって間をとって6.0を使うとしても中途半端ですし、、、と言う感じで、はっきり薬剤を指定して狙った施術ができません。
カラートリートメントやマニキュアの膜を張る系のものは、7.5を使わないと還元しません。しかし隠れダメージがある場合があります。以前は市販のアルカリカラーや格安美容室の質の低いアルカリグレイカラーをしていて、その上からマニキュアやヘナをしていると本当に厄介です! 7.5を使うにはリスクがありますし、かといって4.5だと膜が邪魔してしまい全く還元しません。結局このようなお客様もダメージレベルが分らないので予測が全くつきませんので、薬剤設定が出来ないから、施術が出来ません。
私はホームカラーをされているお客様に対しては、「完璧にはならない可能性がかなり高いですが、それでも大丈夫ならやらせて頂きますが大丈夫ですか?綺麗に伸びなかったりダメージしてもやり直しや保証も一切できませんが、それでも大丈夫ですか?」と了承を得てからしかやらないようにしております。それでも「くせ毛革命®︎」なら4.5で塗布してから、還元しない場所に7.5のクリームのみを塗り足していけば、よほどのことがない限り、大きな失敗は起きませんが、今後は2度とホームカラーをやらない様に念押しをし、一度でもやったら2度と当店の御利用は一切お断りと言っています。
8、デジタルパーマをかけている上から縮毛矯正をする時の注意点
デジタルパーマをかけている髪は、縮毛矯正をかける時ほど軟化や還元をさせませんので、薬剤の設定や放置時間の設定が非常に難しくなり、また熱で時間をかけて変形させている為、元のくせとデジタルパーマのカールが合わさり、見極めが難しい上に、かなり伸びずらくなります。完璧に取ろうと思うと長時間1液を放置しないと取りきれませんが、一度縮毛矯正の薬剤を付けているので縮毛矯正の履歴と同じ考え方になりますが、デジタルパーマの熱がある程度の長い時間当たっているので、そのカールを取ろうと思うとかなり難しくなり、本当に厄介になってしまいます。
薬剤の設定に関しては、薬剤設定表の右側の「毛先の還元状態に合わせた塗布タイミング」に従い、黒髪、カラー毛、白髪染め、ブリーチ毛に記載してある薬剤を設定して下さい。ダメージしているから黒髪でも4.5でやろうかなという安易な考え方をしないで下さい。ツインブローはいくらやっても綺麗に伸びない事があります。普通にアイロンを当てるだけではデジタルパーマの熱で形成されたカールは取りきれない事があります。しかしそれでも、デジタルパーマ履歴部のところのアイロンスルーをかなりゆっくりじっくりやると綺麗に仕上がります。それでも無理な時もありますので、お客様にはデジタルパーマをかけている髪は完璧に仕上げることは難しいことをお伝え下さい。
9、クリーム7.5、6.0、4.5は混ぜて使わないで下さい。
よく「4.5と7.5を1:1に混ぜたら6.0になりますか?」と聞かれるのですが、残念ながらなりません。毛髪のコンディションに合わせて、SS結合を切るためのアプローチの仕方が、各薬剤で違う為、3種類に分かれています。また「7.5と6.0を混ぜて間の薬剤で施術しもいいですか?」と聞かれるのですが、そもそも本末転倒な考え方となりますので、辞めて下さい。6.0や4.5を使用して還元しない時でも、上から7.5のクリームのみを被せれば必ず還元しますし、そのやり方が理論的には正しい上に絶対に失敗しないので、くれぐれも混ぜて使わないで下さい。
10、お客様を教育するしかありません
何が縮毛矯正を難しくしてしまうのかといえば、髪の履歴を施術する美容師が把握出来ない状態にしてしまう事です。「くせ毛革命®︎」を持ってしても、お客様自身が正しい知識を持っていないが為に、髪に良かれと思い酸熱トリートメント等ダメージを蓄積してしまう様な事を沢山やり過ぎたり、ホームカラーに安易に手を出して、髪の履歴を美容師側が把握出来ない状態にしてしまう事によって、美容師側が狙った技術を施せない事です。そのようなお客様は、場所によって髪の条件が違い過ぎてしまい、髪の履歴が薬剤設定表に当てはまらないので、薬剤の設定ができません。
縮毛矯正を絶対にしないといけない髪であり、綺麗にしたいのであれば、お客様にもそれなりに御自身の髪をきちんと管理してもらうのは当然だと私は考えております。確実な仕上がりを求めるのであれば御自身の髪をしっかりと自己管理をして頂くようにお客様に対して教育も必要です。「ここで縮毛矯正をかけておけば、他で何やっても大丈夫でしょ」みたいな感覚は絶対に持つな!と口うるさく言っています。時にお客様が怒り出す時もありますが、「美容師に丸投げはふざけるな!」と私ははっきり言い返しております。態度が悪い場合は帰ってもらう事もあります。そのようなお客様にはしっかりと教育をし、お客様としっかりと信頼関係を作って行くことが大切だと思います。
そのお客様の人生において縮毛矯正が絶対的最優先であるならば、しっかりと教育をしてお客様自体にも髪の管理を怠る上に起こり得るリスクを理解してもらう必要があります。素人だからと言っても「それぐらい把握しとけよ」と私は素直に思いますので、そのままはっきりお伝えしております。それでも悪い口コミを書かれた事は、髪の履歴がぐちゃぐちゃな上にハイダメージが行き過ぎている上に、心底態度が悪かったので「あなたみたいな人を施術したくないから帰れ!」って言った時と、縮毛矯正はキレイにかかったのに、カットのカウンセリングで???なことを言われ過ぎて無理って言ったらお客様にキレられたので「帰れ!」って言った時の2回です。お客様の事を心底考えてはっきり愛情をもって伝える事が大切だと思います。
履歴が分からない新規のお客様には安心安全を最優先してください。日銭を追わないでください。難しいのは初回だけです。この仕上がりのクオリティは他の美容室では手に入らないので、手触りを体験したら確実に顧客になってくれます。時間をしっかり作り、失敗を絶対にしないような仕事の進め方をして下さい。恐ければお客様にしっかりと説明し、リタッチだけにしておく方が安全ですし、その後、顧客になりやすいです。
4、縮毛矯正履歴部の施術と考え方
1、 縮毛矯正履歴部にも基本的には髪のコンディションにあった薬剤と同じ物を使用してください。
縮毛矯正履歴部に薬剤を塗布する場合、新生部も履歴部も同じコンディションであれば新生部に使用した薬剤を使用して下さい。新生部が黒髪、履歴部がファッションカラーで履歴部に薬剤をつける必要がある場合は、それぞれのコンディションに合わせた薬剤を使用して下さい。傷んでいるから4.5という単純な考えを持たないで下さい。
2、 縮毛矯正履歴部の施術が怖い時には4.5のクリームのみ、もしくは専用トリートメントをカバー剤として使用して下さい。
怖くて安全性を最優先したい時や失敗が恐ければ4.5のクリームのみを履歴部につけた上で施術を進めて下さい。4.5のクリームのみを履歴部につけた上で、新生部につけた薬剤やコンディションに合った薬剤を、塗布したり伸ばして下さい。私も本当に怖い時だけはこのやり方をしています。私は新生部に使用した薬剤をそのまま使っていますが、それでも全く問題はありませんが、時に髪の状態によってはそれだと強すぎるのでは無いか?と感じる事がありますので、その様な時だけ失敗を防ぐ為に4.5のクリームのみを履歴部につけた上で施術を進めております。ただ、月に一度もない事がほとんどです。
3、 塗布タイミング
新生部以外の縮毛矯正履歴部は、還元レベルがどこまで進んでいるかで塗布をするタイミングを決めます。傷んでいるから時間を置けないという単純な考え方をしないで下さい。但し、履歴部を触る時は、塗布スピードが非常に大切になりますので、私は1〜3分以内には塗り終わるようにしております。毛先の状態が、かける必要がないほど綺麗な履歴であれば、薬剤を付けないことをお勧めいたしますが、「くせ毛革命®︎」の履歴ではない場合は、塗布した方がより綺麗に仕上がります。以下に履歴部のマックス時間を記しておきます。薬剤設定表にも記してありますので、ご安心下さい。
※黒髪バージン毛の縮毛矯正履歴部=履歴部でもある程度時間をおいても大丈夫です
※ファッションカラー毛の縮毛矯正履歴部=15分以内
※白髪染め毛縮毛矯正履歴部=10分以内
※ブリーチ毛縮毛矯正履歴部=5〜10分以内
※綺麗な状態の履歴部=触らない。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着するので、アイロンを当てて2液を付けるとキレイになります。キレイに伸びている時は何もしなくてもこれでメンテナンスができるので充分です。
くせ毛革命の履歴ではない場合は、基本的には塗布した方が綺麗に仕上がります。塗布時間も入れて10分以上置かなければ、極端な失敗を引き起こす事はありませんので、御安心下さい(極端なダメージは別)。
※黒髪、ファッションカラー、白髪染め、ブリーチ毛関係なく、明らかに還元不足の時はしっかり時間をおいてください。
注意)履歴部に薬剤を塗布していなくても、1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着するので、1液が付けていない個所もアイロンを当てて2液を必ず付けてください。
4、傷んでいる髪は絶対に治りません。
SNSでビビリ治しも出来ますと謳っている人もいますが、治るタイプは全て還元不足によってビビっているように見える毛髪です。私はそのようにSNSで唄っている先生方の仕事も全部この目で見て確認してきましたが、本当のビビリ毛は一度たりとも治せていませんでした。縮毛矯正をやり込めばやり込むほど、ダメージした髪は治るはずがない事が理解できるようになりますが、ダメージを進行させずにクセを取る事は、簡単で可能である事も理解できるようになります。お客様や練習モデルさんにはリスクを必ずお伝えし、理解して頂いた上で施術を進めて下さい。
注意)薬剤の過剰反応によるビビリ毛とアイロンの高熱により焦げたビビリ毛は治りませんので、必ずお客様や練習モデルさんに事前に説明をし、了承を怠らないでください。くせが伸びずにビビっている場合、ビビリは治りませんが癖は伸びます。それ以外のビビリ毛はビビリではなく単なる還元不足か、アイロンの温度が低いのが原因でくせが伸びきっていなくて、ビビっているように見えるだけです。
5、 ビビリ毛の原因
アイロンの温度でビビるのではなく、薬剤の過剰反応でビビリます。高温でアイロンをしたからビビるのではありません。ビビリ毛になるのは、「薬剤選定のミス」や「放置時間設定のミス」により、薬剤過剰反応を起こすからビビるのです。ただし190度以上でアイロンプレスを行うと、ビビる事があります。現在の私は180度までしか使いません。もしくは180で伸びが甘いと感じたら、180度で全体を当てた後に190〜220度の当てた時に伸びると感じる温度を使います。絶対に最初から190度以上のアイロンプレスをしないで下さい。私は、190度以上のアイロンプレスをしたい場合は、面倒ですが必ず180度で完璧にプレスした後にしています。
ビビリ毛に見えるのは、還元不足で癖がきちんと伸びきっていないか、薬剤の過剰反応によって起きたハイダメージによって見えるモノか、アイロンの高熱により焦げたビビリ毛のいずれかです。見極められない時や、怖い時は触らない方が安全だと私は考えています。他のメーカーでの縮毛矯正で多いのが、かなりのハイダメージなのに還元不足になっていることが多いです。その上に「くせ毛革命®︎」をやると嘘のように綺麗に仕上がります。「くせ毛革命®︎」では薬剤過剰反応が起きない仕組みになっております。薬剤設定表に当てはめて施術を進めていけば、薬剤過剰反応による失敗はいたしませんので御安心下さい。心配な時は4.5のクリームを先に塗布していおて下さい。
注意)完全に乾いていない状態だと、180度以下のアイロンプレスでもビビる事がありますので、必ず完全に乾いた状態でアイロンして下さい。私は濡れている状態で高温のアイロンを使い、過去にビビらせた事が5回ほどあります。私の失敗談が別の章に書いてありますので参考にして頂き、私と同じ失敗をしないで下さい。
5、縮毛矯正履歴部の放置時間
※大まかに把握して頂く為に下記に記しておきますが、薬剤設定表に細く記してありますので御安心下さい。
【黒髪縮毛矯正履歴】
1、明らかに還元不足の状態=新成部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布してください。
2、ある程度伸びていない時=15分前後
3、ほんの少し伸びてない時や硬い時=10分前後
4、伸びている時=触らない。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが、アイロンを当てるとキレイになりますので、キレイに伸びている時は何もしなくてもこれでメンテナンスが出来るので充分です。
【カラー毛縮毛矯正履歴部】
1、明らかに還元不足の状態=新成部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布
2、ある程度伸びていない時=15分以内
3、ほんの少し伸びてない時=10分以内
4、伸びている時=触らない。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが、アイロンを当てるとキレイになりますので、キレイに伸びている時は何もしなくてもこれでメンテナンスが出来るので充分です。伸びてる時=乳化or触らない
【白髪染毛縮毛矯正履歴部】
1、明らかに還元不足の状態=新成部を塗り終わったらタイムを入れてから履歴部を塗布or10〜15分
2、ある程度伸びていない時=10分前後
3、ほんの少し伸びてない時=5分前後
4、伸びている時=触らない。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが、アイロンを当てるとキレイになりますので、キレイに伸びている時は何もしなくてもこれでメンテナンスが出来るので充分です。
【ブリーチ毛縮毛矯正履歴部】
1、明らかに還元不足の状態=10〜15分
2、ある程度伸びていない時=10分前後
3、ほんの少し伸びてない時=5分前後
4、伸びている時=触らない。1液を流す時に流れるお湯と共に髪に薬剤が付着しますが、アイロンを当てるとキレイになりますので、キレイに伸びている時は何もしなくてもこれでメンテナンスが出来るので充分です。
注1) 中間や毛先の縮毛矯正履歴部が、過去の美容室の施術が原因で綺麗に伸びていない時は、放置時間を調節することによって綺麗に仕上げることができます。かける必要がないほど綺麗な履歴であれば薬剤を付けないことをお勧めいたします。1液を流す時に、流れるお湯と共に薬剤が必ず履歴部に付着しますので、履歴部に薬剤を塗布していなくても、アイロンを当てて2液を必ず付けてください。
注2) ここでいう黒髪とはカラー履歴がないバージン毛髪であり、明るくてもカラー履歴がなければ黒髪バージン毛と定義してください。明るいけど縮毛矯正履歴がない明るい髪は、外人さんによくあります。明るいからといって低い数字の薬剤を使用すると還元に極端な時間がかかります。恐い時は、時間はかかりますが低い数字で最初に塗布して、還元具合を見ながら7.5のクリームのみを塗布して下さい。確証が得られない時は、どんな時でも傷ませないように安心安全を最優先し時間をかけて、お客様や練習モデルさんにしっかり説明をして了承して頂き、金額を余分にもらうことをお勧め致します。
注3) 薬剤の過剰反応によるビビリ毛は治りませんので、必ずお客様や練習モデルさんに事前に説明をして了承して頂いた上で施術を進めて下さい。リスクがあり、結果の予測がつかない時は、必ず絶対に説明を怠らないで下さい。ビビリ毛は治りませんが、くせが伸びずにビビっている場合は、ビビりは治りませんがくせは伸びます。それ以外のビビリ毛は綺麗になります。それ以外のビビリ毛はビビリではなく単なる還元不足か、アイロンの温度が低いのが原因です。
6、新生部に違う条件の髪がある時
※基本的に同じ条件に整えてから施術して下さい。
カラーをしているお客様は新生部の中に違う状態の髪が存在する事があります。カラーをしていない新生部が2.5センチ以内の場合はそのまま6.0や4.5でやって頂いても、頭皮近くは熱を持っているので根本近くは弱い薬でも還元しますので、伸びていても問題ありません。それ以上伸びていると、黒髪に合わせて7.5を使うとカラー部分が痛む可能性があり、カラーに合わせて6.0や4.5を使うと黒髪部分が伸びない事があります。その為、縮毛矯正をする前にリタッチをして髪の状態を整えるか、黒いところが伸びないかもしれないけどそれでも大丈夫かの選択をお客様にして頂いて下さい。お客様のその後のヘアプランによると思いますので、メリットとデメリットをしっかりお伝え下さい。私の場合は、今後ヘアカラーをしないお客様であれば、一旦6.0で施術をして、また次回の縮毛矯正の時に7.5を使い、前回の部分も綺麗に整えていくやり方をしております。
※カラー毛とブリーチ毛の場合
それぞれ2つのやり方がありますので、リスクを把握して施術方法を選んでください。
1、ブリーチを今後もする場合は先にブリーチしてから縮毛矯正
2、今後しばらくブリーチをしないのであれば、6.0でファッションカラー部分を塗布して毛先はブリーチの薬剤設定表に従って下さい。但し、ブリーチが行きすぎている場合、ディバイディングラインがチリつく可能性もあるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
※カラー毛とハイライトメッシュの場合
1、ハイライトのダメージレベルが低い場合は6.0。
但し、ハイライトが場所によっては、チリつく可能性があるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
2、ハイライトのダメージが高い場合は4.5
但し、ハイライトが場所によっては、チリつく可能性もありますし、ブリーチではないところも綺麗に伸びない箇所が出ることがあるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
※黒髪とブリーチの場合
1、ブリーチを今後もする場合は先にブリーチしてから縮毛矯正
2、今後しばらくブリーチをしないのであれば、7.5で黒髪部分を塗布して毛先はブリーチの薬剤設定表に従って下さい。但し、このパターンの場合は厳しいことが多いです。髪の条件が一番真逆なので、ブリーチが行きすぎている場合、ディバイディングラインがチリつく可能性もあるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
※黒髪とハイライトメッシュの場合
1、ハイライトのダメージが低い場合は7.5。
但し、ハイライトが場所のよっては、チリつく可能性があるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
2、ハイライトのダメージが高い場合は6.0or4.5
このパターンの場合は厳しいことが多いです。髪の条件が一番真逆なので、どうしても黒髪とブリーチの組み合わせだと無理が生じてきますので、ハイライトが場所によってはチリつく可能性もあるし、黒髪部分も綺麗に伸びない箇所が出ることがあるかも知れない事をお客様にご説明し、了承を得てから施術をして下さい。
ハイライトの場合、ベースの髪に合わせた薬剤絶設定をすると、ベースの髪はしっかり伸びますが、ブリーチ部分がどうなるか予想が難しいと思います。また逆にブリーチの髪に合わせた薬剤設定をすると、ベースの髪が伸びずらくなります。ブリーチを何回も重ねている髪に薬剤を付けると、塗布した瞬間に還元してしまう髪の方もいます。しかし、ベースに合わせた薬剤設定をしたのに全くブリーチの部分も痛まずに綺麗になることもあります。「くせ毛革命®︎」は無敵ではありますが、私はブリーチ毛に関しては一切の保証も責任も負わない事を了承して頂いた上でしかやらないようにしております。出来れば皆様も保証をできないこと、チリついても責任を持てないことをご説明した上で施術をしてください。そういうリスクをお客様が負いたくないのであれば、今後ハイライトを入れたい場合は縮毛矯正をかけたすぐにやっていただき、根元1センチは絶対に開けてもらうようにしてもらえれば、全く問題なくハイライトをすることも可能であることをお伝えくださると、キチンと説明すれば、皆さん合意していただけます。必ずメリットとデメリットを説明し、お客様に了承の上進めて下さい。
ただ実のところ「くせ毛革命®︎」なら、基本的には痛まずに綺麗に仕上がってしまいます。しかし絶対に油断をしないで下さい。
7、ヘアカラーを同日にやる場合
※リタッチは問題ありません。トーンアップはお断りしています。また、トーンダウンやトーンキープ等の全体カラーで絶妙な色を求める方に関しては、なるべく別の日にしてもらっています。なぜなら矯正をかけた直後の全体カラーは、狙った色が出にくいので、絶妙な色味を狙われるお客様に関しては同日は辞めてもらっています。どうしても色ブレが起こってしまいます。どうしてもと言われた時は保証できないことを御説明し、納得して頂いた上で施術をしております。また、トーンキープで色味だけ変えたい時は、2液の時に一緒にやる事ができ時間節約にもなるので、リタッチ→矯正→2液に塩基性カラーを20%前後混ぜたものを付けています。縮毛矯正で髪の面が整うので、塩基性カラーだけでもかなり綺麗な色になります。
※新生部の中に違う状態の髪が2.5〜3センチ以上ある場合で、縮毛もヘアカラーのトーンアップも完璧を求められるお客様の場合は、リタッチして縮毛矯正をかけてから、別の日にもう一度全体カラーをさせて頂いております。ヘアカラーのリタッチを放置すると、縮毛矯正の施術に悪影響することを必ず説明し理解して頂き、今後はカラーのリタッチを放置しないようにして頂いております。
8、施術の流れ
1、 カウンセリング
ここでは髪型をどうしたいのかをざっくりですが把握するようにしているのと、過去の縮毛矯正履歴、ヘアカラー履歴、トリートメント履歴を確認します。縮毛矯正の施術を進めていく上でもヘアデザインが決まっている方が、ツインブローやアイロンプレスの時のやり方を理想のヘアスタイルにより近づける事ができるからです。
2、 シャンプー&トリートメント
付属のシャンプーとトリートメントには、髪を等電点に保つ作用がありますので、専用のシャンプーで洗い、専用のトリートメントを付けて下さい。
3、 ドライ
全て完全に乾かしてください。丁寧に乾かさず、くせがしっかり出るように大雑把に乾かしてください。
大雑把に乾かす参考動画
4、 事前チェックし必要であればビフォア撮影
事前チェックをキチンと行わず、失敗する美容師さんがかなり多いです。面倒ですが、新規のお客さまや練習モデルさんに関しては完全に乾かして、必ずワンパネルづつ、
1、新生部と履歴部の境目
2、くせの形状
3、履歴部の癖の残り具合
4、ダメージ箇所とそのレベル
の事前チェック等をして下さい。そしてカウンセリングで確認した事が、この時点で相違がないかを必ず確認します。少しでもおかしいと感じたら、くどいぐらいお客様や練習モデルさんに確認します。そして確認し合っても確証が取れない事があったり、綺麗にできない可能性がある時に、この時点でお客様に説明をしっかりして納得して頂き、了承を得てから施術を進めて下さい。
くせの見極めをしやすくするのであれば、ハーフドライにすると新生部と履歴部の境目がよくわかりますが、履歴部の状態は完全ドライにしないと分かりません。完全ドライにすると、よりダメージや還元不足で伸びていなかったり、リバウンド部分が良くわかりますので、完全ドライして事前チェックをして下さい。お客様や練習モデルさんが「シャンプーして乾かしただけの状態で来た」と言っても、必ず美容室でシャンプーして乾かして下さい。実は一部分ブローをしていたりして、素の状態と違う箇所があるかもしれないからです。
※新規客=御面倒ですが、必ず完全に乾かして事前チェックをして下さい。これを怠り失敗する人が多いです。
※リピータ客=前回の施術が完璧なら事前チェック無しで、ウエットで塗布しても大丈夫です。前回の施術がイマイチで癖が残っている場合は、事前チェックで確認して下さい。
5、 薬剤設定
薬剤設定表に現状の髪の状態を当てはめて頂き、薬剤を作ってください。シェイクできる容器で作り、しっかりシェイクして下さい。マドラーでは混ざりきらないので、必ずシェイクして下さい。参考動画はこちら
6、 ブロッキング
4ブロックに分けます。前髪がある場合は5ブロックに分けてください。慣れたらブロッキング無しでもいけます。
7、 1液塗布
10〜20分で塗布してください。1液塗布は、濡れている状態だと極端に薬剤使用量を減らすことができます。ドライでもハーフドライでもウエットでも仕上がりの結果は変わりません。新生部はドライで塗って、履歴部に塗る場合はウエットにしてから塗ると、毛先に使う薬剤の使用量が極端に減らせます。ただ、癖がかなり強い黒髪においては、ドライで塗った方が還元がスムーズですので、癖がかなり強い黒髪だけはドライで塗っても良いと思います。
「1液塗布の注意点」
※根元一センチは必ず空けて下さい。フェイスラインやフェイスラインの産毛や前髪は、細いアイロンを使い、ギリギリからアイロンを入れますので、根本ギリギリで塗布しても大丈夫です。
※最初に塗布した箇所と、最後に塗布した箇所のタイム差が少なければ少ないほど良いので、塗布時間は早ければ早い方が良いです。
※塗布をする際に、縮毛矯正履歴部がある時は、履歴部を薬剤がついた手で絶対に触らないで下さい。絶対にです!触ると、チリついたりビビリ毛になる可能性が高くなります! 縮毛矯正で多くの美容師さんが失敗する原因の多くは、薬剤がついた手で過去に縮毛矯正をかけたところを触るからです。縮毛矯正履歴はあるが、明らかに還元不足で新生部を塗布後にすぐに履歴部を塗布するパターンの時は、薬剤が付いた手で触っても問題はありません。縮毛矯正履歴がある場合は、スライスを取ってダッカールで止める時に、毛先に付着しないようにする為、塗り終わったブロック毎にラップでカバーして下さい。
「毛先を触らないように塗布する技術」
毛先を触らない塗り方が3種類ございますので、参考にして下さい。
1、ワンパネル毎に手を拭いて塗布する参考動画
メリット=正確に塗布できる
デメリット=タオルで拭く為に薬剤使用量がかなり増える、時間がかかる、いちいち手を拭くのが面倒
2、パレットを使って手を汚さず塗布する参考動画
メリット=手を汚す事なく正確に塗布できる、薬剤使用量が少なくて済む
デメリット=時間がかかる
3、ハケだけで手を汚さず塗布する参考動画
メリット=早い、薬剤使用量が少なくて済む
デメリット=正確性に欠ける
以上の塗り方を毛量や、髪質、癖の強弱により使い分けると良いと思います。私は一人のお客様に対して、場所によって塗り方を変えていますが、ほとんどハケだけで手を汚さず塗布する方法で5〜10分以内に塗り終わり、タイマーを入れてすぐに塗り残しは無いかをチェックしております。薬剤の特性上、かなり適当にパネルの表面だけを塗っても数分で裏側にも薬剤が浸透するように作ってありますので、とにかくタイム差が無い様にする事を優先して下さい。
また、動画内のように縮毛矯正履歴部には、薬剤が付いた手では一切触れてはいけません。付着してしまった時は、必ずその場ですぐに乾いたタオルで吸い込むように拭き取って下さい。乾いているタオルはしっかり吸い込んでくれます。
「前髪の塗布」
前髪も履歴部がある場合は、履歴部に付着しないように注意して下さい。そのままでも大丈夫ですが、怖い時はカラーペーパーやカラーホイルを使うと履歴部に付着しないように塗布する事が出来ます。
前髪塗布の参考動画
8、タイマーONして塗り残しチェック
私のタイマーの使い方は、カウントアップ用とカウントダウン用の2つを用意しております。塗り終わったらカウントアップ用のタイマーをスタートし、塗り残しがないか動画のように細かくチェックしてから、還元チェックや流しのタイミングに合わせてカウントダウン用のタイマーをセットしています。
塗り残しチェックの参考参考動画
9、 1液放置(10〜30分、稀に40〜50分)
ラップに包みます。
10、 還元チェック
塗り終わって白髪染め=10分、ファッションカラー=15分、黒髪=20の時点で還元チェックをしていきます。その後は5分おきにチェックして下さい。全然還元しなさそうだと感じてもいきなり数分でガツンと還元される時もありますので、ほったらかしにしないで下さい。カラー毛や白髪染め毛は黒髪に比べて還元されるのがかなり早いです。10分で還元完了の時もあります。
還元チェックの仕方は、非常に簡単です。動画のようにコームで梳かして真っ直ぐになったら還元完了です。コームで梳かして癖が残っている時は、思いっきりテンションをかけて温度が高いアイロンを当てても絶対に癖が残ります。
還元チェック参考動画
塗り終わって白髪染め=15分、ファッションカラー=20分、黒髪=25の時点で還元しない箇所があるときは、その時点で還元しない場所にのみ、7.5のクリームのみを塗布して下さい。黒髪の場合はクリームのみではなく薬剤を再塗布して下さい。必ず還元します。
還元チェックの例外注意!
100人に1人ぐらいにの割合で、還元すればするほど、くせが取れるのではなく、くせのリッジがどんどん出る方がいます。私の顧客には5人います。かなり還元すると流す前はくせがしっかり出るんですが、流してツインブローをすると綺麗に簡単にまっすぐになり、アイロンを当てると異常なレベルで綺麗に伸びます。このような例外の方もいるので、おかしいなと感じたら参考にして下さい。解明でき、見分ける事が出来るようになりましたら、詳しくマニュアルに追記します。
還元完了の目安時間
黒髪バージン毛=10〜40分(稀に50、60分)黒髪は還元に時間かかる時が稀にあります。
ファッションカラー毛=10〜30分(稀に40、50分)
アルカリ白髪染め毛=10〜30分(稀に40、50分)
ブリーチ毛=5〜15分(とにかく早いので気をつけてください)
黒髪は他に比べるとやや還元に時間がかかりますが、必ず還元します。
ブリーチ毛は還元が早いので離れないで下さい。つきっきりでお願いします。早いと5分、通常10分前後に還元が完了するので、トイレに行く時間もないと思います。ブリーチ毛を扱う時は他ごとは一切出来ないと考えて下さい。
11、シャンプー&トリートメント
※1液を流した後に、酸リンスやクエン酸等で中間処理をする方がいますが絶対に辞めて下さい。これらの行為は、1液でせっかく切れたSS結合が再結合されてしまい、縮れたり伸びなくなります。
※動画のように、しっかりと必要以上に流して下さい。特にネープ、耳まわり、もみあげは相当しっかり流して下さい。流したら専用シャンプーを動画の様にたっぷりと使って洗って下さい。たっぷり使う事で、泡でモコモコになり摩擦が少なくなりますし、匂い残りもなくなりますので、ケチらずたっぷり使って下さい。その後はまた動画のようにしっかり洗い流して下さい。シャンプーをすると髪がツルンとし、ハリコシが戻ります。軽く流してシャンプーで完全に落とそうとするのは辞めて下さい。どうしても薬剤が残り、アイロン時に還元暴走してしまい、チリつき&ビビリの原因となります。
※付属のシャンプーは、髪の等電点を保つ作用があるシャンプーですので、必ずこのシャンプーで洗って下さい。特にネープやもみあげをしっかりと洗い流し、シャンプーもしっかりして下さい。ネープや耳周りは動画のように頭を傾けてしっかり流してください。薬剤の流し残しがあると、チリついたり、ビビリ毛の原因となります。ネープやもみあげがビビる事が多いのは、流し残しの原因がほとんどです。タオルドライの時は、タオルでガシガシ擦らないでください。動画の様に絞るだけにして下さい。
流しとシャンプーの参考動画
シャンプーが終わったら動画のように髪を握って水分を絞ります。その後、指を頭皮に入れて水分を飛ばします。その後タオルで絞ります。絶対にこすらないでください!!
タオルドライの参考動画
注意)=流しが不十分で画像のように襟足やもみあげがチリつく失敗をされる方がかなり多いです。原因はユメシャンプーの頭を支える黒いヤツが原因です。取り付いている部分が、襟足のビビってる場所に丁度当たるんです。必ず動画のようにとにかく頭を傾けてしっかり必要以上に流して下さい。私も過去ワンオペ前の時代に、スタッフに相当かなりの数をヤられました😭
このビビリを直したレシピ
1、炭酸ナトリウムと水でPH9.5以上の水をカップに作ります。
2、カップにこのビビリ部分を10分浸します。
3、高濃度ケラチン(特殊なものです)を塗布します。
4、4.5:ローション1:ローション2=9:0.5:0.5を塗布してドロドロにする。絶対に切れないので安心して下さい(すでに切れている場合は施術不可能です)。
5、カップでしっかり流す。シャンプー台では流さないで下さい。
6、手でまっすぐに引っ張って乾かす。その後、デンマンブラシやコームで完全に乾かす。その後ツインブラシでしっかり乾かす。最初に手で引っ張ってまっすぐ綺麗に乾かすところがかなりポイントです。
7、アイロンを130度で当ててから、150度で当て、さらに最後に髪の太さによって160〜180度で当てる。いきなり160〜180度で絶対に当てないで下さい。
8、2液はブロム酸で10分放置
以上の行程で以下ぐらいまでは治りましたが、マシになる程度です。ビビらせたら終わりなので、くれぐれも薬剤の流し残しには注意して下さい。
12、ツインブローor完全ドライ
難易度により施術方法が変わりますが、必ず完全に乾かして下さい。濡れていると低い温度でもチリつく事があります。
難易度により施術方法が変わりますが、必ず完全に乾かして下さい。濡れていると低い温度でもチリつく事があります。
※超高難度&高難易度&中難易度=フルウェットの状態からツインブラシで完全ドライ
※低難易度=9割ドライしてからツインブラシで完全ドライ
※超低難度=完全にドライ。必要であればツインブラシ
※私は念の為、超低難度でも全てフルウエットからツインブローしていますが、スピードを求めているサロン様はの場合はドライだけでやられている方もおられます。
フルウエットからツインブローをしても、ドライしてからツインブローをするより10分ほど余分に時間がかかるぐらいです。ツインブローをすると地肌近くに薬剤がついていても根元が折れないので、癖の強さが場所によって違う時は、癖が強いブロックからツインブローをして下さい。また、癖の強さが均一の場合はSS結合が切れている数が少なく再結合を極力遅らす為、最後に塗り終わった放置タイムが短いブロックからツインブローをしております。癖の強さが場所によって違う時は、癖が強いところからツインブローをして下さい。
ツインブローの参考動画
ツインブローの仕上がり動画
13、アイロンプレス(160〜180度)
動画の様にツインブラシとアイロンを使います。ツインブラシを使うことにより、テンションが均一にかかり、アイロンのプレス圧が均一にかかり、綺麗な仕上がりになります。基本の温度は細毛=160度、並毛=170度、太毛=180度ですが、プレスして湯気が立ちすぎるような時は5〜10度下げてください。伸びづらいと感じる時は5〜10度ずつ上げてください。癖が強いブロックからアイロンして下さい。癖が均一な方の場合は、最後に1液を塗り終わったパネルからやってください。薄すぎても良くないので適度な厚みのスライス幅が理想です。
アイロンプレス参考動画
注意)190度以上のアイロンを当てる時はかなり気をつけてください。アイロンではビビらないとお伝えしていますが、水分がしっかり飛んでいない状態でアイロンを当てると、バージン毛でもビビることがあります。超高難度レベルになると180度でも伸びずらいと感じる時があります。そのような場合は一度180度で全部当てて完全に乾いた状態から、もう一度190度以上の伸びると感じる温度で当て直してください。かなり綺麗になります。いきなり190度以上で当てると焦げて縮れます。私は5回ほどそれでチリつかせて大失敗しております。かといって相当還元させれば180度以下でも伸びます。「くせ毛革命®︎」の薬剤は2時間置いても痛みませんが、次回の縮毛矯正のリタッチ時にディバイディングラインが確実に死にますので、私は過還元での低温度のアイロンプレスは反対派です。
えりあし、もみあげ、前髪、フェイスライン等の細かい箇所や産毛は、細いアイロンを使った上に通常のアイロンを使うと綺麗に仕上がりますので、以下を参考にして下さい。
1、襟足と襟足産毛のアイロン参考動画
2、もみ上げアイロン参考動画
3、前髪アイロン参考動画
4、フェイスラインの産毛のアイロン参考動画
「私のアイロン温度の失敗談」
かなりの高難易度のくせレベルのお客様で、中学3年生から4〜6ヶ月に一度縮毛矯正を11年担当しているお客様がいます。自分の薬剤を完成させた時からは過去にないレベルで綺麗になりました。ずっと180度で当てていましたが、180度で当てた上からなんかもう少し綺麗になるんじゃないかと思い、なんとなく220度で全体を当て直し2液をつけて乾かしたら、元の状態からは考えられない、とんでもない、見たことないレベルですごく綺麗になりました。その次の御来店時にまた180度で当てていたのですが、最後のお客様でしたし、早く帰りたかったのもあり、
「220度でいきなり当てた方が早く帰れるし、更に綺麗になるんじゃね?」
と思い、途中からいきなり220度で当てました。しかもツインブローが完全に乾ききっていない状態でした。そしたら180度で当てた所の上を220度で当てた所はめちゃくちゃ綺麗でしたが、それ以外のいきなり220度で当てた所は伸びてはいますが質感が全くダメで硬いし、縮れているような感じになってしまいました。その次の御来店時にもう一度その部分に薬剤を還元完了10分前に伸ばして、アイロンを当て直しましたが、綺麗になりませんでした。おそらく焦げたんだと思います。過去に似たような状態にしてしまった人が5人いたのですが、みんな髪質やくせの強さに対していきなり190度以上のアイロンを当てた人でした。それが分かってからは同じミスはなくなりましたが、非常に申し訳ない事をしたと心から反省しております。今だに5人とも来てくれていますが、当時は全てが上手くいっていて、かなり調子に乗っていた時にお灸を据えられた感じで、つくづく反省しました。皆さんも基本に忠実な仕事を心がけて下さい。
14、2液塗布完了後に放置3分
水:カラーオキシ6%=2:1の割合で塗布して下さい。シャンプー台でつけると簡単です。「ネープに跡が付くのでは?」とご心配される方もいますが、全く問題ありません。2液を流した後に後処理をすると、PH以降が急激に行なわれてしまいビビリ毛になる事もあるので、くれぐれも余分な処理剤を使った後処理をしないで下さい。酸化するからという理由で、2液をカラー剤に置き換える方がいますが、絶対に辞めてください。私はそれも5回ほどビビらせましたので、私と同じ失敗をしないようにして下さい。新生部と履歴部の境目のところがジリジリになっちゃったりしました。
2液塗布参考動画
※薬剤の性質上、2液塗布時に発熱しますが、全く問題ありませんのでご安心下さい。
15、2液を流してトリートメント塗布
専用トリートメントをケチらずたっぷり塗布してしっかり流して下さい。専用のトリートメントを使うと、髪が等電点になりますので、流す時にツルンツルンになります。また、タオルドライした後にアウトバストリートメントとしても使えますので、その様に使ってドライするとツルンツルンになります。床もツルンツルンになる恐れがあるので、転ばない様に気を付けて下さい。
16、カット&ドライ
乾かしただけで、とんでもないレベルで綺麗になるところをお客様に見せて、触って頂いて、実感してもらって下さい。乾かしただけでこの仕上がりなので当然ですが、ここで大感動がおきます。必要であれば毛羽立っているところを少しだけカットします。必要以上に切らなければいけない状態の時は、還元不足が主な原因で失敗です。過還元が原因の失敗は、毛羽立つのを超えてビリビリになります。
カット&ドライ動画
ブロー、アイロン一切なしの乾かしただけの仕上がり動画
長いアニュアルを読んで頂きありがとうございました
特別難しい事はありませんが、難しいと感じる時は薬剤設定表に髪の状態が当てはめられないようなお客様だと思いますので、そのようなお客様は無理にやらなくても良いと思います。私は上記の内容以外に特別なことはしておりません。余分な処理剤をつけたり、余分に中間処理をしたり、余分に後処理をするなどのことは一切しておりません。そもそも処理剤を一切使っていません。「これかなりヤバいでしょ」ってレベルでも処理剤なしで完璧に仕上げています。マニュアル通りにやれば、抜群に綺麗になりますので、マニュアルから逸れないようにお願い致します。
上記の手順を踏み、新規のお客様は、カット+縮毛矯正+トリートメントで32000円の金額で4時間の枠を抑えています。4時間以上かかるお客様には1時間ごとに8000円のプラス料金を頂いておりますが、ほとんどありません。早い人だと2〜3時間、通常で3〜3時間半、少し遅めで4時間で終わり、かなり髪が多い人で5時間で絶対に終わります。施術時間は、髪の量と癖の強さでどうしても変わってしまいます。そのため私は、初回のお客様に関しては4時間の枠を抑えております(カラーも同時に施術される方は上記にプラス1時間)。そして新規で御来店された際に必ず施術にかかった時間、仕上がり具合、伸びにくかったところ、次回より良くする為にどうするべきか、今回完璧だから次回は毛先つけなくていいとか、還元不足が少しあるから次回はそこも薬剤をつける、などなど、細かく記録しております。すると、そのお客様が次に予約を取って頂いた時に、お客様によって時間の管理が出来て無駄な予約の空き時間を減らす事ができる上に、さらにクオリティの高いものを提供できるようになります。そのおかげでお客様が顧客中心になり、予約を隙間なく入れる事が出来る様になり、ワンオペでも500万以上の売上に辿り着きました。
二人体制でやられている方は、薬剤塗布は一人で塗布する事をお勧めしますが、ツインブローの時間、アイロンプレスの時間が半分になりますので、マイナス60分は余裕でいけると思いますので、それぞれに合わせたお時間を御提供してあげて下さい。二人体制でやられているサロン様は、カットとトリートメントも入れて2時間前後で終わらせています。
随時マニュアルの内容がオンライン上にて更新されておりますので、定期的に読み直してください。ご質問があればラインかメールにて御連絡ください。また、前髪のみの縮毛矯正の施術に関しては、こちらに詳しく解説しております。
前髪の縮毛矯正
また、「くせ毛革命®︎異次元の縮毛矯正」を通して、異次元の売上を持つ美容師さんやサロン様が多数存在しております。名古屋市緑区でワンオペにて150万円、千葉県船橋市にてスタッフ1.5人にて300万円、岐阜県多治見市のど田舎で3.5人で500万円、愛知県春日井市の田舎町で3人のスタッフで600万円、大嶋直樹はワンオペにて500万円など、常識から逸脱した売上を上げております。「くせ毛革命®︎異次元の縮毛矯正」には、お客様を異常なまでに虜にしてしまう仕上がりを実現してしまうからだと自負しております。スターターセットをご購入頂いた方には、必要であれば、新規のお客様が山ほどご来店下さるマーケティング等もお教え致しております。もちろん無料ですのでご安心下さい(このマーケティングには特殊なホームページの制作がどうしても必要となり5万円だけかかります)。
「くせ毛革命®︎」を通して、幸せな美容師ライフをお過ごしできる事を心より願っております。
9、くせ毛レベルの種類と見極め
1=超低難度、2=低難易度、3=中難易度、4、5=高難易度、6=超高難度と位置付けて下さい。判断が難しい時は全て高難易度の薬剤設定でやって頂いても全く問題ありませんが、少しだけ還元時間が早くなりますので早めのチェックをお願い致します。私は基本的には全てそれでやっていますが、変えた方が良いかな?と思う時だけ薬剤設定表に従っています。くれぐれも慣れるまでは薬剤設定表に従い、安全安心の施術を心がけるようにお願いします。癖が伸びていなくてもダメージをしていなければやり治しが簡単にできますが、ダメージが行き過ぎたら終わりです。